プリメーラ・ディビシオン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 09:41 UTC 版)
大会方式
競技形式
リーグ戦方式で行われ、8月から5月までに行われるシーズンの間に、各クラブは38試合、すべてのクラブと2試合(ホームで1試合、アウェーで1試合)対戦する。チームは合計勝ち点によってランク付けされる。チームは勝利で勝ち点3、引き分けで勝ち点1を獲得し、敗北は勝ち点を獲得できない。シーズン終了時の最高ランクのクラブが優勝となる。
順位決定方式
勝ち点が多い順に順位を決定。もし勝ち点が並んだ場合は下記の様な事例が優先される。
- 該当チームの直接対決の結果
- 得失点差
- 総得点
- フェアプレーポイントの少ない方
以上の優先順で順位を決定する。それでも順位が決定しない場合は、順位決定戦を行う。
降格
シーズン終了時点の下位3クラブがセグンダ・ディビシオンへ自動降格となる。
登録枠
登録人数は25名。そしてベンチを含めた各試合で登録できる人数は18名(1999-2000シーズンより移行)。EU加盟国及びEFTA加盟国の国籍を持つ選手は無制限に登録可能(2007年にACPの選手にもEU選手と同等の扱いとなった)。それ以外の国籍を持つ選手は3名のみ登録が認められているが、スペイン市民権(10年以上の居住が必要)を取得した選手や配偶者がEU加盟国のパスポートを保持している選手などはこの枠組みから外れる。
また、スペイン市民権はラテン・アメリカ出身の選手や、スペイン人と結婚した選手など、特定の条件を満たしている選手は必要居住期間が短縮される場合がある。日本では二重国籍が認められておらず、日本国籍を有する限りは外国人扱いとなるため、日本人のラ・リーガ挑戦の大きな障壁となっている。
移籍期間
基本は夏の移籍市場が7月1日〜8月31日までと、冬の移籍市場が1月1日〜1月31日までの2回。(冬の移籍期間の日程は変更の場合がある)ただし、後者の場合、移籍期限までに5試合以上の公式戦(カップ戦含む)に出場した選手は同リーグのチームに移ることは出来ない。上記以外の時期は、原則として移籍は禁止だが、選手の怪我等の理由(5ヶ月以上の欠場となる怪我の場合)で、特別に認められる場合がある。
累積警告
1人の選手につきイエローカード5枚、レッドカード1枚の警告を受けた時点で1試合の出場停止が科せられる。
試合日程・時間
毎節の試合は土・日・月曜日に分散されている。土曜日が18時、20時、22時キックオフの3枠、日曜日が12時、16時、18時、21時半キックオフの4枠、月曜日が21時半キックオフとなっている[8]。このうち土曜日22時はスペイン国内の地上波放送枠、日曜日12時はアジア市場拡大のための枠となっている[8]。
また試合日程の決定権はテレビ放映権を持つメディアプロ社にあり、試合2週間前まで日程が確定しないことがある[8]。また、放映権料と同様にレアル・マドリードとバルセロナが日程上優遇されているという指摘がある[8]。
2012-13シーズンより、曜日ごとの最終キックオフ時間が23時になった。また、原則1試合だった月曜日に複数試合開催されることになった[9]。
注釈
出典
- ^ “Comunicado Oficial” (スペイン語). Página web oficial de LALIGA | LALIGA. 2023年8月15日閲覧。
- ^ “¿Cuál es la mejor liga de fútbol del mundo?” (スペイン語). BBC News Mundo (2015年3月19日). 2023年8月15日閲覧。
- ^ 清水正典「スポーツ社会システムのトータルシステムマネジメント I -ヨーロッパチャンピオンズリーグの隆盛と社会的背景-」『吉備国際大学社会学部研究紀要』第18巻、吉備国際大学社会学部、2008年3月、83-93頁、NAID 110006633568、2019年4月17日閲覧。
- ^ Lara, Lorenzo (2017年5月22日). “The Real Madrid domination of the 1960s and 70s” (英語). MARCA in English. 2020年3月23日閲覧。
- ^ “【2023年版】世界サッカーリーグランキングTOP10選!最も市場価値の高いリーグはどこ? | スポログ!”. sports-log.com (2023年8月25日). 2023年10月13日閲覧。
- ^ “LaLiga reaches 200 million followers across social networks and cements its position as a global leader in digital strategy” (英語). LALIGA (2023年6月29日). 2023年7月19日閲覧。
- ^ ラリーガ公式 (2023年7月7日). “ラリーガ、EA SPORTSと共に新時代へ”. スポーツナビ. Yahoo!ニュース. 2023年7月10日閲覧。
- ^ a b c d “イレギュラーなリーガのキックオフ時間、その背景には…”. スポーツニッポン (2012年4月21日). 2012年8月20日閲覧。
- ^ “異例のリーガ開催日程にアトレティコ会長が激怒”. Goal.com (2012年8月5日). 2012年8月20日閲覧。
- ^ “シメオネ、リーガ3強として扱われる現状に…「私たちはバルサでもマドリーでもない。アトレティコに対する要求をしてくれ」”. サッカーキング. (2018年9月25日) 2021年4月26日閲覧。
- ^ “リーガ3強が対象…今週末もリーグ戦が開催されたらどんなスタメンになる!?”. サッカーキング. (2019年10月10日) 2021年4月26日閲覧。
- ^ “欧州最多の観客動員数はブンデスで平均4万2388人!一方で集客率トップは?”. footballchannel. 2019年4月17日閲覧。
- ^ “リーガ、来期以降の放映権契約に合意…3年合計3500億、さらに上昇も”. サッカーキング (2015年12月4日). 2016年12月18日閲覧。
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