フランチェスコ・バニャイア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/03 03:00 UTC 版)
MotoGP
2019年
2017年のルーキーシーズンを過ごしたVR46で2018年はMotoGPにステップアップすることをオファーされていた。しかし最終的には、チャンピオンシップタイトルを獲得する機会を得てMoto2に留まることにした。2018年シーズン開幕前にドゥカティと2年契約を交わし、2019年にはサテライトのプラマック・レーシングからMotoGPクラスへ昇格することが決定した[5]。2019年シーズンは、ドゥカティのファクトリーチームに移籍したダニロ・ペトルッチの空席を埋めることとなった。
開幕戦のカタールではフロントウィングを損傷したためリタイアする。第2戦のアルゼンチンでは14位でフィニッシュ、MotoGPでの初のポイントを獲得した。オースティンではマルク・マルケスとカル・クラッチローがそれぞれクラッシュしたため、バニャイアは9位でフィニッシュした。このレースではマーベリック・ビニャーレスとジョアン・ミルがジャンプスタートし、ドライブスルーペナルティを科された。第4戦のヘレスでは予選10位となり、決勝ではポル・エスパルガロと順位争いをしたものの6周目でクラッシュ、リタイアとなった。2018年にMoto2で優勝したル・マンでは、マーベリック・ビニャーレスと接触して6周目にクラッシュした。第6戦ムジェロでは予選8位となったが、決勝では7位走行中に11周目の最終コーナーでクラッシュした。
2021年
ドゥカティ・レノボ・チームに移籍。第13戦アラゴンGPで最高級クラス初優勝を飾る。これを境に、タイトル争いに絡むようになり、終盤6戦中3戦はポール・トゥ・ウィンを獲得。結果的にファビオ・クアルタラロに次ぐシリーズランキング2位で終えた。
2022年
開幕戦前にチームとの契約更新を2024年までに延長した[6]。2009年シーズンにチャンピオンに輝いた師のロッシ以来のイタリア人ライダーとしてチャンピオンとなった。
2023年
引き続き、ドゥカティ・チームから参戦。エネア・バスティアニーニとコンビを組む[7][8]。
この年はホルヘ・マルティンの活躍により、チャンピオン防衛が危ぶまれていたが、2年連続のチャンピオンに輝いた[9]。
- ^ バグナイアが左手首骨折で決勝レースを欠場 MotoGP公式(2019年11月16日)2020年7月31日閲覧。
- ^ フランチェスコ・バニャイヤ、MotoGP初年度の苦戦は“テストが良すぎた”から? motorsport.com日本版(2019年12月10日)2020年7月31日閲覧。
- ^ MotoGPバーチャルレース第2ラウンド、バニャーヤが優勝 RIDING SPORT(2020年4月13日)2020年7月31日閲覧。
- ^ “Was Francesco Bagnaia zum Weltmeister gamecht hat”. SPEED WEEK. 2018年11月12日閲覧。
- ^ バニャイヤ、2019年よりドゥカティと契約し、プラマックから参戦へ motorsport.com日本版(2018年2月23日)
- ^ “ドゥカティ、フランセスコ・バニャイアと2024年まで一番乗りの契約更新。2023年MotoGPラインアップは4人決定”. オートスポーツ. (2022年2月22日) 2022年2月22日閲覧。
- ^ “Francesco Bagnaia and Ducati set to continue together in the 2023 and 2024 MotoGP seasons”. ducati.com (2022年2月21日). 2022年10月22日閲覧。
- ^ “Ducati confirm Bastianini as Bagnaia's teammate for 2023”. motogp.com (2022年8月26日). 2022年10月22日閲覧。
- ^ “バニャイアが優勝。チャンピオン獲得【順位結果】2023MotoGP第20戦バレンシアGP 決勝”. オートスポーツ (2023年11月26日). 2024年3月2日閲覧。
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