ファルケンベリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/17 02:07 UTC 版)
歴史
町の名は13世紀初頭にデンマーク王が築いたエトラン川東岸の砦にちなむ。当時デンマーク領だったハッランド地方は、鷹狩で知られた。
エトラン川以北はノルウェーとスウェーデンのあいだで支配が転々としたが、東岸のファルケンベリは市場町として発展し、1300年ごろに教会が建てられた。郊外には14世紀から北方七年戦争まで、ニー=ファルケンベリ(新ファルケンベリ)という町があった。砦は1434年、エンゲルブレクト・エンゲルブレクトソン指揮下の軍勢に滅ぼされた。遅くとも1558年までに市場を開く権利を賜わった。
1645年のブレムセブルー条約でハッランド地方は暫定的にスウェーデン領とされ、30年後のロスキレ条約で恒久化された。デンマーク領時代から、町は独自の貿易権と裁判権の死守に努めた。工業化は国内の大部分と同じ19世紀後期から徐々に始まり、20世紀にはいると海水浴場として名をはせた。
交通
スウェーデン西海岸の要衝に位置し、欧州ルート06号線と鉄道の西海岸線が通る。トルプないしスヴェンリュナ方面に県道150号線と同154号線が延びる。1890年代から1950年代まではファルケンベリ鉄道があった。路線バスは7路線がある。
地区
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スポーツ
全国レベルのいくつかのスポーツクラブが本拠地としている。サッカーのファルケンベリFFは1980年代後半以来、国内2部のスーペルエッタンでプレイしている。卓球のファルケンベリBTKは国内チャンピオンはおろか、欧州選手権優勝も果たした強豪。バレーボールではファルケンベリVBKが2000年代初頭に頭角を現し、2007年の全国選手権を制した。BKファルカルナはボーリングの全国1部リーグに10年間属した。このほかゴルフ・インステンとシュレアIFの各サッカークラブがある。
ファルケンベリFFはファルコン・アルコールフリー・アレーナを、ファルケンベリVBKはファルケンベリ・スポーツ・センターを本拠地にしている。
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