トナカイ 人間との関係

トナカイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/25 10:26 UTC 版)

人間との関係

古代ローマユリウス・カエサルガリアに遠征した時に著した『ガリア戦記』に、トナカイまたはヘラジカと考えられる動物の記載がある。

カムチャツカ地方先住民族であるコリャーク人(Коряки)の名前は「トナカイとともにある」を意味する語から来ている。

家畜化と利用

トナカイは古くからそりを引くために使用された。

スカンジナビア半島からユーラシア大陸北部を経てシベリアに至る地域では古くから家畜として飼育され、人々の生活に大きく関わってきた。人類が最も古く家畜化した動物の一つでもあり、乳用、食肉[6]、毛皮用に加え、ソリを引く使役や荷役にも利用されてきた。トナカイは雪上でも走行可能なので、人間が直接乗ることもある。サンタクロースのソリを引く動物(『赤鼻のトナカイ』参照)としての認知度が最も高い。

トナカイ肉は北極地方に生きる人々に重要な食べ物。
トナカイの毛皮

角は骨角器として利用する他、粉末にして鹿茸(ろくじょう)という滋養強壮の薬として用いられることもある。乾燥させた靭帯からを作り、骨角器の針とともに用いて、毛皮を縫って衣服や長靴や手袋などを作る(裁縫の起源)。

日本では北海道天塩郡幌延町で商業飼育されている[7]

保全状況評価

国際自然保護連合(IUCN)は2015年の時点で、過去3世代(約21年~27年)間で北極圏周辺における個体数が40%減少したとして、2016年版のレッドリスト危急種と評価した[1]

VULNERABLE (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))


  1. ^ a b c IUCN. Red list. Rangifer tarandus
  2. ^ a b Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder. Mammal Species of the World, 3rd edition. Rangifer tarandus
  3. ^ トナカイは何語?” (日本語). 知床自然センター. 2020年9月27日閲覧。
  4. ^ 大石侑香「トナカイは魚がお好き◇ロシア少数民族ハンティの生活を調査しびっくり◇」『日本経済新聞』朝刊2018年12月6日(文化面)2018年12月11日閲覧。
  5. ^ 第八回: トナカイが魚を食べる!?” (2017年11月10日). 2018年12月6日閲覧。
  6. ^ 【大使館の一皿】フィンランドの暖かい食卓/トナカイやベリー 寒い冬越す自然の恵み『日本経済新聞』朝刊2019年3月31日 NIKKEI The STYLE(13面)。
  7. ^ ○幌延町トナカイ観光牧場設置条例”. www.town.horonobe.lg.jp. 2020年9月27日閲覧。
  8. ^ 英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:A Visit from St. Nicholas




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