ディアブロ (ゲーム)
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本作の基本的なシステムは他のアクションRPGと共通しているが、Blizzardが運営する「Battle.net」というサーバーを介して複数人が同じ世界(部屋)の中で同時に遊ぶことが出来るという特徴があり、MORPGの先駆けとなった[2]。 その一方で、開発が予定から大幅に遅れ、完成を急ぐあまりにコードとリソース(プログラムと表示文字データ)を分離させなかったことから、各国の言語に文字データの差し替えが事実上不可能になったため、Win/Mac版のローカライズは行われなかった。 当初、日本ではブリザード社の未公認で本作の英語版の輸入が行われていたが、その後にソースネクストが代理店となって英語版を販売した。 1997年末には、シエラ・オンラインから拡張キット『ヘルファイア(Hellfire)』が発売された。軽視されがちだったシングルプレイの強化を主目的としており、新しいクラスや魔法、ダンジョンの追加が行われている。ただし、これらの追加要素はマルチプレイには全く出現しない。 1998年には、エレクトロニック・アーツ・スクウェア(現エレクトロニック・アーツ)からPlayStation版が発売された。 PlayStation版は完全日本語化されている[3]が、拡張キット『ヘルファイア』は収録されていない。オンラインプレイはできないが、2人プレイモードで遊ぶことができ、二者間でアイテムなどのトレードも行うことができる。
本作はその後シリーズ化され、2000年6月29日に続編のディアブロ2が発売され、2001年6月29日には同作の拡張パック『Lord of Destruction』が発売された。 また、2012年5月15日には、シリーズ第三作である『ディアブロ3』が発売された。 さらに、2019年にはGOG.comにて本作の配信が開始された[4]。
タイトル名「DIABLO」の意味は、人々の体を支配し思うがままに操る"恐怖の帝王"の名でもある。
注釈
- ^ 当時のネット環境はほとんどが従量制だったため、当時主流のテレホーダイ(23時~翌8時まで無料の定額制)以外の時間帯に1人でマルチプレイモードを遊びたい時などに重用された。
出典
- ^ “Diablo (Game)”. Diablo Wiki. 2023年2月3日閲覧。
- ^ a b c d “Weekend Watch【'97/5/16版】”. PC Watch (1997年5月16日). 2022年6月23日閲覧。
- ^ “【今から遊ぶ不朽のRPG】第12回『Diablo』(1996)” (日本語). Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト. 2021年2月26日閲覧。
- ^ a b “不朽の名作、元祖ハクスラ『Diablo』がGOG.comで配信!『Warcraft』『Warcraft II』も後日登場” (日本語). Game*Spark. イード (2019年3月8日). 2021年2月26日閲覧。
- ^ a b c d e f Skullburner (2017年2月26日). “【今から遊ぶ不朽のRPG】第12回『Diablo』(1996) 2ページ目”. Game*Spark. 2021年2月26日閲覧。
- ^ 月刊ファミ通Wave 創刊号 8. 株式会社アスキー. (1998年8月1日). pp. 94,95,
- ^ DIABLO 15TH ANNIVERSARY(us.blizzard)
- ^ 電撃PlayStation Vol.78. 主婦の友社. (1998年7月10日)
- ^ a b “Diabloシリーズが20周年だから,初代「Diablo」の再現ダンジョンで遊びつつ当時を振り返ってみた”. www.4gamer.net. Aetas (2017年1月21日). 2021年2月26日閲覧。
- ^ 「[連載]ネットワークゲームの楽園 第11回 DIABLO」、『インターネットマガジン』,p.289.
- ^ 「[連載]ネットワークゲームの楽園 第11回 DIABLO」、『インターネットマガジン』,p.285.
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