ディアブロ (ゲーム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/09 14:10 UTC 版)
迷宮
本作に登場する迷宮は「ダンジョン」(Dungeon)、「カタコンベ」(Catacomb)、「ケイブ」(Cave)、「ヘル」(Hell)の計4種あり、それぞれ4階層で合計16階層となっている。他にもレオリック王の墓や、ラザルスの間 といった特別な場所が迷宮内に存在する。シングルプレイは特殊マップが加わる。 また、 『ヘルファイア』では条件を満たすと解放される「ネスト」(Nest)と「クリプト」(Crypt)が追加された。
アイテムと装備品
アイテムにはそれぞれ大きさがあり、プレイヤーはその大きさのぶんだけ所有品スペースを取られる。所有品スペースを全て取られるとそれ以上は持ちきれなくなる。 アイテムには、ゲーム内通貨の「ゴールド」や、1回限りでマナを消費せずに魔法を使える「スクロール」、回復薬の「ポーション」、魔法を習得するための「ブック」、特定の能力値を1上昇させる「エリクサー」などがある。 また、Hellfireでは装備品を強化する「オイル」や、設置式の罠である「ルーン」が追加された。
装備品には、片手武器、両手武器、杖、体装備、頭装備、盾、リング(指輪)、アミュレット(首飾り)などがあり、体の各所に別々に装備することが出来る。 ただし、同じ部位に複数装備することは出来ない。 また、装備品は強さやレア度に応じて、ベーシック、プレミアム、ユニークとカテゴリー分けされている。
音楽
ディアブロの音楽は、マット・ユエルメン(en:Matt Uelmen)が創作(作曲および演奏)した。2011年には、ディアブロ発売15周年と題して "Diablo 15th Anniversary Music" CDが米国で発売される。なお、公式サイト上にてダウンロード販売もなされている[7]。
それらによれば、ディアブロに使用された楽曲は「1 Diablo Intro (01:43)、2 Tristram(07:41)、3 Dungeon(04:23)、4 Catacombs(05:59)、5 Caves(04:56)、6 Hell(04:08)、 7 Ancients(01:47)、 8 Fortress(04:49)、 9 Ice Caves(04:39)、 10 Siege(06:47)、11 Maggot(02:22)、 12 Harem(03:45)、 13 Temple(04:33)、 14 Sewer(03:57)、 15 Docks(02:07) 、16 Halls(03:30)、 17 Kurast(05:12)」の計17曲となっている。
その他
オープニングの動画には人間の死体から鳥が眼球を啄むなどの暴力的表現からアメリカでのレーティングは15+、つまり15歳超であった。最終的には17+に改められている。
マルチプレイヤーではオンラインで協力し合う一方、ゲーム内では他のプレイヤーを攻撃することも可能で、他のプレイヤーを殺すことを目標とするPKと呼ばれるプレイヤーが現れたり、デュエル(決闘)を行ったりと、シングルプレイでは見られない遊び方がある。マルチプレイヤーを独りでプレイすることも十分楽しめる。
注釈
- ^ 当時のネット環境はほとんどが従量制だったため、当時主流のテレホーダイ(23時~翌8時まで無料の定額制)以外の時間帯に1人でマルチプレイモードを遊びたい時などに重用された。
出典
- ^ “Diablo (Game)”. Diablo Wiki. 2023年2月3日閲覧。
- ^ a b c d “Weekend Watch【'97/5/16版】”. PC Watch (1997年5月16日). 2022年6月23日閲覧。
- ^ “【今から遊ぶ不朽のRPG】第12回『Diablo』(1996)” (日本語). Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト. 2021年2月26日閲覧。
- ^ a b “不朽の名作、元祖ハクスラ『Diablo』がGOG.comで配信!『Warcraft』『Warcraft II』も後日登場” (日本語). Game*Spark. イード (2019年3月8日). 2021年2月26日閲覧。
- ^ a b c d e f Skullburner (2017年2月26日). “【今から遊ぶ不朽のRPG】第12回『Diablo』(1996) 2ページ目”. Game*Spark. 2021年2月26日閲覧。
- ^ 月刊ファミ通Wave 創刊号 8. 株式会社アスキー. (1998年8月1日). pp. 94,95,
- ^ DIABLO 15TH ANNIVERSARY(us.blizzard)
- ^ 電撃PlayStation Vol.78. 主婦の友社. (1998年7月10日)
- ^ a b “Diabloシリーズが20周年だから,初代「Diablo」の再現ダンジョンで遊びつつ当時を振り返ってみた”. www.4gamer.net. Aetas (2017年1月21日). 2021年2月26日閲覧。
- ^ 「[連載]ネットワークゲームの楽園 第11回 DIABLO」、『インターネットマガジン』,p.289.
- ^ 「[連載]ネットワークゲームの楽園 第11回 DIABLO」、『インターネットマガジン』,p.285.
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