チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿IV パワーアップキット版

チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿IV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/14 20:25 UTC 版)

パワーアップキット版

追加要素

シナリオの追加
新シナリオ1・2が追加される。それに伴い新規の史実武将が登場し、新シナリオ専用の歴史イベントも発生する。(上記シナリオの項目参照)
コマンドの追加
廃都(すでにある都市を消滅させる)・譲位(国王の生前に王位を王族将軍に譲る)といったコマンドが実行できる。
施設の追加
軍隊ユニットが通過することができない「防壁」を建設できる(都市の範囲外にも設置可能)。
兵科の追加
新シナリオ2においてイベントにより新兵科「ガーター騎士」が徴兵できる。
「新国王」でのプレイが可能
マップ上の任意の位置に新たな都市および国王・配下将軍3名を配置してその国でのプレイが可能。同時に3カ国まで配置できる。
プレイ評価機能・年表機能を新設

PK版のバグ

PKをインストールするとプレイそのものには問題ないものの、次のようなバグが発見された。
  1. 旧来のシナリオ1におけるビザンツ帝国のオープニングイベント達成時の武将の能力アップが行われない。
  2. 新兵科「ガーター騎士」を追加したことに伴う調整ミスにより、旧来のシナリオ2において各都市で徴兵可能な兵科が本来の設定からかけ離れたものになってしまっている。
コーエーはこのバグを修正するパッチファイルを作成し、希望者に対してパッチファイルの入ったフロッピーディスク2枚組を送付することで対応した[* 2]

コンシューマー移植版

『チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿IV』(PS):1999年2月25日発売
パソコン版「パワーアップキット」よりも後の発売だが、シナリオは通常版の2本のみ。しかし、パワーアップキットで追加されたコマンドやイベントの一部が追加されていたり、一部の将軍の能力値が見直されている。パソコン版では将軍なしで運用できる「隊商ユニット」に将軍が必須であったり、妃との「宴」の演出が変更されている。また、容量の問題か世界のマップが小さくなっている。大きく違う点として徴兵の仕方があり、パソコン版では都市データ画面のチェックボックスにチェックを入れておけば自動的に徴兵されて兵士が増えていくため序盤以外は都市の兵士数を意識させられることすらほとんどないのだが、PS版では徴兵コマンドを1回1回入力して増やしていかなければならないために手間がかかるうえ、コマンド実行を忘れやすい。このためパソコン版に慣れているプレイヤーが知らずにPS版をプレイすると各都市に当然にいるはずの兵士がおらず、最も戸惑う点といえる。

  1. ^ 『チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿4ハンドブック』、4頁
  2. ^ 『チンギスハーン蒼き狼と白き牝鹿4ハイパーガイドブック』、31頁
  3. ^ 『チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿4ハンドブック』、134頁
  4. ^ 『チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿4ハンドブック』、29頁
  5. ^ 『チンギスハーン蒼き狼と白き牝鹿4ハイパーガイドブック』、30頁
  6. ^ 『チンギスハーン蒼き狼と白き牝鹿4マスターブック』、21頁
  1. ^ 元の都市の文化は変化しないが、城防御度が半分になり、それに伴い都市領域も一時的に狭くなる。
  2. ^ 当時はまだインターネットがさほど普及しておらず、ダウンロード配布は一般的ではなかった。






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