ソーリー・ギルピン ソーリー・ギルピンの概要

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ソーリー・ギルピン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/05/03 14:49 UTC 版)

ソーリー・ギルピン Sawrey Gilpin
George Danceによる肖像画
生誕	(1733-10-30) 1733年10月30日 カーライル
死没	1807年3月8日(1807-03-08)（73歳） ブロンプトン (ケンジントン)

略歴

イングランド北部の町カーライルで生まれた。軍人でアマチュア画家の息子に生まれ、兄のウイリアム・ギルビン(William Gilpin: 1724-1804) は聖職者、教育者で「ピクチュアレスク」に関する有名な著作のある人物である^[1]。

子供時代にカーライルで絵画教室を開いていた父親から絵を学んだ後、14歳でロンドンに移り、海洋画家のサミュエル・スコット(Samuel Scott: 1702-1772)の弟子になった。ギルピンは海洋画を好まず、ロンドンの市場の馬車や馬を描くのを好み、1758年にスコットから独立して動物画家になった。カンバーランド公がギルピンのスケッチを気に入り、パトロンになり、ニューマーケットやウィンザーでカンバーランド公が所有する競馬馬を描くために雇われた。

1762年にイギリス芸術家協会(Society of Artists of Great Britain)の展覧会に出展し、1785年まで馬の絵を出展した。芸術家協会の理事や会長も務めた^[1]。芸術家協会が分裂して、創立されたロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの展覧会には1786年から出展し、亡くなるまで出展を続け、1795年に準会員に選ばれ、1797年に正会員に選ばれた^[1]。

弟子にはジョン・ウォリック・スミス(1749-1831)やジョージ・ガラード(George Garrard: 1760-1826) らがいる。ギャラードはギルピンの娘と結婚した。^[2]

息子のウィリアム・ソーリー・ギルピン(William Sawrey Gilpin: 1762-1843)は画家、造園家になった。

作品

馬の国 (Houyhnhnms)に向かうガリバー (1769)
Yale Center for British Art

牝馬と仔馬 (1790/1800)
Yale Center for British Art

競馬馬と馬主

2匹のトラ(c.1785)
Auckland Art Gallery