セガネットワーク対戦麻雀MJ3 対局の流れ

セガネットワーク対戦麻雀MJ3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 02:11 UTC 版)

対局の流れ

対局を行う場合の大まかな流れは次のようになる。

  1. サテライト筐体にMJ3メンバーズカードを差し込む
    カードを使用しない場合は画面に触れるかスタートボタンを押す。
    未使用カードの場合カード登録を行う。最初から始める場合はここでゲーム内で使用するアバターとニックネームを決める。アバターは後の対局中に任意で変更可能である。
  2. カード使用の有無を選択し、対局モードを選択する(なお、明示的にCPUとのみ対局できる一人用モードは存在しないが、非公開の一人チームを結成すれば、チーム内戦でCPU相手の対局を行える)
    • 公式モード(段位変動あり)
    • 雀荘モード(参加資格がある時のみ)
    • イベント(開催中のみ)
    • チーム内戦(チーム加盟中、東風戦のみ。チーム大会開催中は大会参加の提携チームメンバーとのマッチングも行われる)
    • 店内対戦(東風戦のみ)
  3. タイムオーバー(持ち時間終了)制の有無を選択する
    • タイムオーバーあり
      • 点数の授受により持ち時間も増減する(但し、持ち時間が0の場合は上がりでは回復しない)
      • 持ち時間が無くなった状態で1局が終わるとゲーム終了(オーラスで連チャンになる場合のみ続行できる)
    • タイムオーバーなし
      • 通常、選択するには追加クレジットが必要
      • 1局開始ごとに持ち時間が初期値に戻る
    いずれも捨牌早切りで持ち時間が若干回復する。またクレジットの追加により持ち時間を追加することが可能である。
    タイムオーバー制の有無にかかわらず、自分の手番(捨牌、鳴き、アガリ)ではタイムゲージが有効になり、ゲージと持ち時間が減っていく(ただし最初の数秒間の部分と後述のソロプレイ時はゲージが緑色で表示されており、この部分では持ち時間が減らない)。ゲージ若しくは持ち時間が無くなった時点で選択牌が自動的に切られる(鳴き、アガリはキャンセルとなる)。ゲージは自分の手番ごとに初期値へ戻る。但し、持ち時間がゲージの長さに足りない場合は、持ち時間分しかゲージの赤の部分が無い状態になる(全体のゲージも持ち時間に応じて短くなる。持ち時間0になった場合は緑の部分だけになり、ほとんど思考時間を使えない)。
  4. 自動的に対局相手とマッチングされ、麻雀の対局を行う
    相手がいない場合、現れるまでCPU戦(ソロプレイ)を行う。
    相手がいたが一定時間経過しても対局者が4人に満たない場合、CPUがメンバーに加わり通常対局になる。
    通常は同店舗内の相手とはマッチングされない。ただし、チーム内戦(チーム大会含む)及びチーム雀荘に限り同店舗内の相手とマッチングされる。
  5. 対局終了後、順位によって継続して対局ができる(設定によっては、下位終了時に継続が出来ずカード強制排出となる場合もある。また、参加モードの受付時間終了の場合は強制的に段位別東風戦に変更され、段位別東風戦受付時間終了後は強制排出となる)。
  6. MJ3メンバーズカードを使用しなかった場合、ゲストIDの発行を受けられる
    これは対局記録等をMJ3メンバーズカードではなく、ネットワーク上のサーバに保存する。したがってこの機能を利用するには、ゲストID発行時・使用時共にネットワーク接続状態でなければならない。また、使用期限や段位認定が1級まで等の制限があり、使用回数も少ないため対局の試用用途である。なお、このゲストIDの対局記録等は、後にMJ3メンバーズカードにそのまま引き継ぐことができる。

MJ3メンバーズカード

MJ3メンバーズカード(以下MJ3カード)とは、プレイヤーの対局記録等の個人情報を保存するための専用のカードである。MJ3カードにより、プレイヤーは段位認定を受けたり、MJ3カードに記載のアクセスコードによりMJ.NETのサービスを利用できる。MJ3はMJ3カード無しでもプレイ可能であるが、未使用では段位の昇格等に制限があるうえに、対局記録を引き継いだ継続プレイ時にはゲストIDやパスワードの入力が必要になるため、通常はMJ3カードをあらかじめ準備してプレイすることが多い。また、ゲストによるプレイは他のプレイヤーに嫌われることも多い。

MJ3カードは設置店舗で自動販売機または店員との対面で購入できる。MJ3カードは非接触型ICカードになっており、使用期限は無い(但し、2世代またがっての引継ぎは出来ないため、MJ4でMJ3からの引き継ぎができなくなったときが、事実上の使用期限である)が250回の使用回数制限がある。また、MJ3のカードはカード使用に際し、暗証番号を設定することも可能になった。後述のカード再発行のことを考えると暗証番号は設定したほうが良い(MJやMJ2ではカードの使用に際し暗証番号の登録機能が無かったため、MJ.NET未登録で店舗に6ヶ月以上放置されたカードを持ち出してプレイする不届きな輩もいた)。但し、プレイしない期間がMJ.NETで設定した有効期間を超えると暗証番号は解除されてしまう(入力無しで使えるようになる)。このため、紛失したカードは速やかに再発行の手続きを取らなければならない(申請後は紛失カードは使用不可能になる)。

残り使用回数が少なくなった場合は新たにMJ3カードを購入し、使用中と新規のカードを2枚重ねでサテライト筐体に挿入することでMJ3カード内のデータを移動できる(カード更新)。また、MJ2メンバーズカードを使用していた場合、同様に新規のMJ3カードと2枚重ねでサテライト筐体に挿入することで、MJ2のプレイデータをMJ3に継承することができる(カード引継)。

新規MJ3カードは必ず登録しなければ使用できないが、登録行為については無料で行える。またこの際、(登録・引継・更新)ボーナスGOLDが支給される。

プロ雀士とMJ.NET認定雀士には、それら専用のメンバーズカードがセガから発行されている。後者には一定条件(店舗側による設定)により、一定回数のフリープレイが可能(その際のゲーム料金はセガが負担して後日店舗に支払われる)な特典がある。MJ.NETへ登録してあるMJ3カードであれば再発行(紛失、破損した元のカードを使用せずに新規カードにデータ移動)が可能であるが、元カードが必要な更新と異なり、再発行に関してはペナルティがある(リーグ降格、プロリーグ参加権剥奪等)ため注意が必要である。もし暗証番号を設定せずにカードを無くし第三者に暗証番号を設定されてしまうと、カード再発行が難しくなるため暗証番号は設定しておくのが望ましい(※注:Ver.Bでカードデータ盗難防止のため、暗証番号が容易に変更されないよう暗証番号変更許可機能が追加され、この不安はある程度解消された。但し、勝手にそのカードでプレイされるリスクがある。カード紛失後最長でも14日を経過すると、暗証番号が無効になってしまうため、紛失したまま放置することは望ましくない。また、MJ3evolutionからはMJ.net登録解除機能が付いたため、ver.Bと比較して暗証なしカードのリスクは高い)。

アイテムとGOLD

数百種類あるアイテムを収集してアバターに装着し、自在にアレンジする事もMJシリーズの魅力である。

アイテムは主に

  • アバター種(基本キャライラスト)
  • 頭(髪型等)
  • アクセサリー(眼鏡・サングラス等)
  • 服(インナー)
  • 服(アウター)
  • 指(指輪等)
  • 手・手首(ブレスレット等)
  • その他の装飾品
  • 背景
  • BGM

等がある。しかしMJ3を新規に始めた場合、全アバター種と各アバターの初期装備アイテムのみしか所持していない。アイテムはゲーム内の仮想通貨GOLD(ゴールド)を使用してMJ.NETや対局中にショップで購入したり、ゲーム中に出現する宝箱、メダルと交換、イベント入賞時にもらえるスタンプを集める等で入手することができる。

アイテムやGOLDはMJ3カードおよびMJ.NET上に所持することができ、ゲーム内で使用したりオークションに出品、売買することができる。ゲーム内で使用するにはMJ3カードに、MJ.NETで使用するにはMJ.NET上に、所持していなければならないが送受信の操作を行うことで移動が可能である。

過去のMJシリーズでもアイテムやGOLDは入手できたがMJ.NET上でしか使用できなかったため、MJ.NETを利用しないプレイヤーにはあまり意味がなかった。MJ3ではアイテムを対局中に装備できるようになった他、雀荘モードが新たに加わった事でほとんどのプレイヤーが使用できるようになった。

なおMJ3カードを使用しないゲストおよびゲストIDではアイテム等を所持する事はできない。

宝箱

アイテムやGOLD、メダルはゲーム中に出現する宝箱からも入手できる。宝箱は金、銀、木の3種類があり、豪華なものほど珍しいアイテムが入っている可能性が高い。

木の宝箱にはチャレンジ(課題)が書かれた巻物が入っている事がある。次以降の対局でチャレンジを成功させる事で、金もしくは銀の宝箱よりアイテム等を得られる。

宝箱の中身は

  • 宝箱の出現した対局を1位で終える
  • 役満や人和、流し満貫等珍しい役を和了する
  • チャレンジを成功させる

等で入手できる。








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