スロボジア 地理

スロボジア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 02:38 UTC 版)

地理

首都ブカレストから東へ120km、黒海の主要な港町であるコンスタンツァからは西へ150kmのところにある。付近にはヤロミツァ川が流れる。市街地から17kmほどのところにはブカレスト=コンスタンツァA2高速道路(Autostrada Soarelui)が通っている。

自治体としての総面積は132.87 km2で、そのうちの13 km2がスロボジア市に指定されている。今日の行政形態では、スロボジアはスロボジア市とボラ・スロボジア・ヌア地域から成る。

経済

この地域の基幹産業は農業、農産物加工業、軽工業など。

文化

1990年にスロボジアは指揮者で作曲家のイヨネル・ペルレアの出身地として知られるようになり、展示館、活動部屋、書店、文化機関など彼の名を冠した建造物が続々と建てられた。

1993年にルーマニア正教会がスロボジアとカララシを管轄する教区を設けると、スロボジアにはその本部が置かれた。スロボジアの住民は98.6%が正教会を信仰しているが、教会では他の宗派でも祈祷ができる。

語源

「かわいそうな人々」を意味するヴァイデーイ(Vaideei、vai de eiと発音される)という村が街の前身である。現在の地名はルーマニア語のslobozieという語から来ており、さらにそれはスラヴ系言語で「無料」を意味するslobodという言葉が語源である。街は平野(バラガン平原)の中央部に位置するため、タタール人オスマン帝国の攻撃を受けやすかった。そこで農民たちを励ますため、いくつかの税を免除したのである。

観光

エッフェル塔のレプリカ

主だった見所として、市街から5kmほど離れたところにあるアマラ湖が挙げられる。湖周辺は温泉地として知られており、スロボジア駅から15分おきにマイクロバスが出ている。このほか、エッフェル塔を模した高さ54mの塔がある。

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