スタージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 03:11 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動スタージ Stirge | |
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特徴 | |
属性 | 真なる中立 |
種類 | 魔獣 (第3版) |
画像 | Wizards.comの画像 |
統計 | Open Game License stats |
掲載史 | |
初登場 | 『グレイホーク』(1975年) |
掲載の経緯
D&D オリジナル版(1974-1976)
スタージが初めて登場したのはサプリメント『グレイホーク』(1975、未訳)である。そこでは「生物から血を吸い取る長い鼻を持った、大きく鳥のような外見のモンスター」と紹介された。
AD&D 第1版(1977-1988)
アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ(AD&D)第1版では『Monster Manual』(1977、未訳)にて、「暗く繁った森や地下の隠れ家に棲息し、温血動物を待ち受けている」と紹介された。また、『ドラゴン』83号(1984年3月)には“スタージの生態”特集が組まれた。
D&D 第2版(1977-1999)
いわゆるクラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズでスタージは『Dungeons & Dragons Basic Set』(1977、81、84)、『Dungeons & Dragons Rules Cyclopedia』(1991)、『Classic Dungeons & Dragons GAME』(1994)、『Dungeons & Dragons Adventure Game set』(1999)のいずれにも登場している。日本では84年版が発売されている。 冒険モジュール(シナリオ集)、『Ghost of Lion Castle』(1984、邦題『ザルゴンの亡霊』)では表紙イラストに掲載されている。
AD&D 第2版(1989-1999)
AD&D 第2版では『Monstrous Compendium Volume 2』(1989、未訳)に登場し、『Monstrous Manual』(1993、未訳)に再掲載された。
『ドラゴン』239号(1997年9月)には再度、“スタージの生態”特集が組まれ、“デザート・スタージ(Desert stirge)”と、“ジャングル・スタージ(Jungle stirge)”が紹介された。
D&D 第3版(2000-2002)、D&D 第3.5版(2003-2007)
D&D第3版では『モンスターマニュアル』(2000)に登場し、3.5版でも改訂版『モンスターマニュアル』(2005)に登場した。魔法使い用のサプリメント、『Tome and Blood』(2001、未訳)にはスタージを使い魔とするためのデータが紹介され、3.5版『ダンジョンマスターズガイド』(2005)に継承された。
D&D 第4版(2008-)
D&D第4版では、『モンスター・マニュアル』(2008)に以下の個体が登場している。
- スタージ/Stirge
- ダイア・スタージ(大スタージ)/Dire Stirge
- スタージの大群/Stirge Swarm
ダンジョンの解説書『Into the Unknown: The Dungeon Survival Handbook』(2012、邦題『ダンジョン・サバイバル・ハンドブック 未知への冒険』)にもダンジョンに棲息するモンスターの1つとして紹介された。
また、エッセンシャルズのモンスター集、『Monster Vault』(2010、未訳)では以下の個体が登場している。
- スタージ/Stirge
- 血吸いスタージ/Stirge Suckerling
- 亡骸スタージ/Death Husk Stirge ※アンデッド化したスタージ
- ダイア・スタージ/Dire Stirge
- 血吸いスタージの大群/Stirge Suckerling Swarm
D&D 第5版(2014-)
D&D第5版では、『Monster Manual』(2014、未訳)に登場している。
D&D以外のテーブルトークRPG
パスファインダーRPG
D&D3.5版のシステムを継承するパスファインダーRPGにてスタージは『Bestiary 1』(2009、未訳)に登場している。
13th Age
D&D第4版デザイナー、ロブ・ハインソーとジョナサン・トゥイートによるd20システム使用のファンタジーRPG、13th Ageにてスタージは『The 13th Age Bestiary』(2014、未訳)にて、通常のスタージに加え、鼻先の針を矢のように飛ばす“アーチャー・スタージ(Archer Stirge”、スタージの巣を作る“コブラー・スタージ(Cobbler Stirge)”、幼体である“スタージリング(Stirgelings)”が登場する[1]。
- ^ ロブ・ハインソー、ジョナサン・トゥイート『13th Age RPG Bestiary』Pelgrane Press Ltd (2014)
- ^ a b c d スキップ・ウィリアムズ、ジョナサン・トゥイート、モンテ・クック 『ダンジョンズ&ドラゴンズ基本ルールブック3 モンスターマニュアル第3.5版』ホビージャパン (2005) ISBN 4-89425-378-X
- ^ a b c マイク・ミアルズ、スティーヴン・シューバート、ジェームズ・ワイアット『ダンジョンズ&ドラゴンズ 第4版基本ルールブック3 モンスター・マニュアル』ホビージャパン (2009) ISBN 978-4-89425-842-6
- ^ a b c d e デイヴィッド・クック他『Monstrous Compendium Volume Two』TSR(1989)
- ^ a b c ロドニー・トンプソン、ローガン・ボナー、マシュー・サーネット『Dungeon & Dragons Essentials Monster Vault』Wizards of the Coast (2010) ISBN 978-0786956319
- ^ ローガン・ボナー、マシュー・サーネット、ジェフ・モーゲンロス『ダンジョン・サバイバル・ハンドブック 未知への冒険』ホビージャパン (2013) ISBN 978-4-7986-0634-7
- ^ Jason Bulmahn『Pathfinder Roleplaying Game: Bestiary』Paizo Publishing (2009) ISBN 978-1601251831
- ^ a b c ティム・リチャードソン“Ecology of the Stirge” 『Dragon』#239 TSR (1997)
- ^ ">スキップ・ウィリアムズ、ジョナサン・トゥイート、モンテ・クック『ダンジョンズ&ドラゴンズ基本ルールブック3 ダンジョンマスターズガイド第3.5版』ホビージャパン (2005) ISBN 4-89425-367-4
- ^ Slavicsek, Bill; Baker, Rich; Grubb, Jeff (2006). Dungeons & Dragons For Dummies. For Dummies. p. 373. ISBN 978-0-7645-8459-6 2009年2月12日閲覧。
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