ザック・ラビーン ザック・ラビーンの概要

ザック・ラビーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/29 05:52 UTC 版)

ザック・ラビーン
Zach LaVine
シカゴ・ブルズでのラビーン
(2022年)
シカゴ・ブルズ  No.8
ポジション SG / SF
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1995-03-10) 1995年3月10日(28歳)
出身地 ワシントン州レントン
身長 196cm (6 ft 5 in)
体重 91kg (201 lb)
ウィングスパン 204cm  (6 ft 9 in)[1]
シューズ ニューバランス[2]
キャリア情報
高校 ボセル高等学校英語版
大学 UCLA
NBAドラフト 2014年 / 1巡目 / 全体13位[1]
プロ選手期間 2014年–現在
経歴
2014-2017ミネソタ・ティンバーウルブズ
2017-シカゴ・ブルズ
受賞歴
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国
獲得メダル
アメリカ合衆国
オリンピック
2021 東京 チーム

経歴

生い立ち~UCLA

アメリカンフットボール選手だった父とソフトボール選手だった母との間に生まれたラヴィーンは、高校時代はワシントン州の "ミスター・バスケットボール" として鳴らした[3]。大学は地元のワシントン大学からのリクルートがあったもののUCLAに進学し、カイル・アンダーソンなどとプレーした[4]

ミネソタ・ティンバーウルブズ

大学では1年間プレーしただけで2014年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明。13位でミネソタ・ティンバーウルブズから指名された。 2014年12月6日のサンアントニオ・スパーズ戦で、22点10アシストの"ダブル・ダブル"を達成。2015年のNBAオールスターゲームのウィークエンド期間中のスラムダンクコンテストでは、豪快な演技を見せつけ、見事に優勝した[5]。更に翌年のライジング・スターズ・チャレンジでは、両チーム最多の30得点を記録し、MVPに選出され[6]、スラムダンクコンテストも連覇を達成した。

2016年11月9日のオーランド・マジック戦では、自己最多の37得点を記録した[7]。しかし、2017年2月3日のデトロイト・ピストンズ戦で左膝の前十字靭帯を断裂する重傷を負い、手術の為に2016-17シーズン残り全試合を欠場することになった[8]

シカゴ・ブルズ

2017年のNBAドラフト開催日、シカゴ・ブルズとの間でジミー・バトラーを含む大型トレードが遂行され、クリス・ダンとティンバーウルブズが7位で指名したラウリ・マルカネンの交渉権との交換でブルズに移籍した[9]

2018年1月13日に行われたデトロイト・ピストンズ戦で約11ヶ月振りに怪我から復帰した。この試合でラヴィーンは14得点を記録し、チームの勝利に貢献した[10]2018-2019シーズンオフに制限付きFAとなり、サクラメント・キングスが提示した4年7800万ドルのオファーシートにサインしたが、後日ブルズが同額の条件を提示したためブルズ残留が決まった。

2019年11月23日に行われたシャーロット・ホーネッツ戦において、4Q残り3秒から決めた逆転のシュートを含め、合計13本のスリーポイントシュートを沈めて自身のキャリアハイ得点を49点に更新した (試合は116-115で勝利)[11]

2021年2月10日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦にて、9本の3ポイント成功を含むシーズンハイの46得点を記録し、129-116で勝利した[12]。平均得点とシュート成効率がキャリアハイとなった今シーズンは活躍が認められ、2021年2月24日に自身初のNBAオールスターゲームのリザーブに選出された。ブルズの選手がオールスターに選出されるのは2017年ジミー・バトラー以来である[13]

2021-22シーズンの11月19日、デンバー・ナゲッツとのアウェー戦でシーズンハイの36得点を記録し、114-108で勝利した[14]

プレースタイル

歴代のスラムダンクコンテスト優勝者と比べても突出したパフォーマンスができ、試合中でも速攻などの機会にはすかさず観客を沸かせる。しかしながら、スラムダンクコンテストのイメージとは裏腹に、NBAトレンドとなりつつあるキャッチアンドリリースとプルアップジャンパー両方が得意なコンボガードである。そのため、オフェンスに関しては短時間での得点量産を見込める。


  1. ^ Zach-LaVine”. draftexpress.co (2014年). 2021年11月22日閲覧。
  2. ^ Bulls' Zach LaVine agreed to terms with Adidas on a four-year endorsement deal
  3. ^ http://www.seattletimes.com/sports/high-school/bothells-zach-lavine-shoots-for-the-top-boys-basketball/
  4. ^ http://www.uclabruins.com/ViewArticle.dbml?DB_OEM_ID=30500&ATCLID=209468106
  5. ^ http://mobile.nytimes.com/2015/02/15/sports/basketball/zach-lavine-with-nod-to-michael-jordan-soars-to-victory-in-slam-dunk-contest.html?_r=0&referrer=
  6. ^ Zach LaVine highlights Rising Stars with 30 points, 7 boards
  7. ^ Zach LaVine 37 Points Career High, 7 3-Pointers Made
  8. ^ ウルブズのザック・ラビーンが左ひざ前十字靭帯断裂、今季残り試合欠場へ NBA JAPAN
  9. ^ ウルブズとブルズがジミー・バトラーを含むトレード成立を発表 NBA JAPAN
  10. ^ ブルズがザック・ラビーン復帰戦を勝利で飾る”. NBA.com (2018年1月14日). 2018年1月14日閲覧。
  11. ^ Chicago Bulls”. NBC Sports Chicago. 2019年11月25日閲覧。
  12. ^ LaVine, White Combine For 76 Points, 17 3-Pointers”. NBA. 2021年3月5日閲覧。
  13. ^ Collier, Jamal; Prince, Deantae (2021年2月23日). “Zach LaVine selected as reserve for 2021 All-Star Game in Atlanta, becoming first Chicago Bulls player to appear in the showcase since Jimmy Butler”. Chicago Tribune. https://www.chicagotribune.com/sports/bulls/ct-chicago-bulls-zach-lavine-all-star-reserves-2021-20210224-syj5qpqmrfgkjoggj54giil4gq-story.html 2021年2月24日閲覧。 
  14. ^ Chicago Bulls hold off the Denver Nuggets 114-108 behind Zach LaVine’s 36 points, finishing 3-2 on a tough West Coast trip”. chicagotribune.com. 2021年11月24日閲覧。


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