カルロ・グランテ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 20:21 UTC 版)
略歴
セルジオ・ペルティカローリ門下。サンタ・チェチーリア音楽院を卒業後、ジュリアード音楽院でルドルフ・フィルクスニーに師事した。
グランテの名を上げたのは、ソラブジの「超絶技巧百番練習曲」からの抜粋演奏に加え、ゴドフスキー=ショパンの53の練習曲の全曲ライブ演奏および2度の全曲録音を果たしたことからである。
マイケル・フィニスィーからの献呈作品もあり、現代音楽への造詣も深いが、もっぱら演奏しているのは18世紀から20世紀の作品である。ムツィオ・クレメンティのソナタ全曲演奏を果たそうとしたが、中断した。その代わり、ベーゼンドルファー製グランドピアノによるドメニコ・スカルラッティの全曲録音を達成した。
2013年に初来日し、ショパンのバラードとスケルツォの全曲を演奏した。ルジネンティからピアノ演奏についての著書を出版している。
著書
- Appunti di studio―6 capolavori pianistici (pending)
- Criteri primari di metodologia pianistica, Rugginenti Editori, Milano, 2012. English Translation available as of 2013 (Fundamentals of Piano Methodology)
参考文献
- Roberto Piana, Around the Piano. Appunti intorno al pianoforte, Magnum Edizioni, Sassari, 2001
- Roberto Piana incontra Carlo Grante, Editoriale Documenta, Cargeghe, 2009
- ^ “The Complete Keyboard Sonatas, Vol. 6”. www.e-onkyo.com. www.e-onkyo.com. 2021年3月13日閲覧。
- 1 カルロ・グランテとは
- 2 カルロ・グランテの概要
- 3 外部リンク
- カルロ・グランテのページへのリンク