ウィッフルボール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 01:26 UTC 版)
試合形式
- 攻撃側 → 相手投手が投げた球を打って、所定のエリアまで打球を飛ばすことによって出塁・得点を得る。
- 守備側 → 投手はKゾーンに向かってボールを投げる、相手に得点を与えないように打者をアウトにする。
- カウントの仕方や、3つアウトを取れば攻撃に移れる点など、野球と同様の部分もある。
- 1試合のイニング数は 3イニングマッチ/5イニングマッチ など。 ※リーグによって設定は異なる。
- Kゾーンがキャッチャーの役割をすることから、野球と異なりキャッチャーが不要な為、基本的には主審無しで遊べる。
チーム編成(登録人数)
1チームは約3~6人の選手で構成される。
※アメリカでは各リーグごとにフィールド内に入れる最大人数・登録人数は異なる。
投手含めフィールドに4名までが標準である。
- フィールド内人数
- 投手+野手2名 計3名
- 投手+野手3名 計4名
- 投手+野手4名 計5名(日本ウィッフルボール協会採用ルール)
など。
用具
- ウィッフルボール
- 中空で8つの穴が空いたプラスチック製のボール WIFFLE® BALL.INC社の正規品 (重さ24g)
- ウィッフルボールにおける変化球は野球におけるそれよりも複雑な空気抵抗を受け、非常に独特且つ大きな変化をする。
- 本場アメリカにおいてウィッフルボールには意図的に傷をつけ変化球を投げやすくしてプレーをする文化がある。ボールに傷をつけることで空気抵抗がさらに増え、より強烈な変化球を投げることができます。
- 傷の付け方の種類 ナイフで切り傷をつける「ナイフカット」 ヤスリ・コンクリート等で表面全体を擦る「スカッフィング」
- ウィッフルバット
- 黄色いプラスチック製のバット WIFFLE® BALL.INC社の正規品 (長さ79cm・重さ148g・細めである)
- 基本的に使用するバットは自由である。
- 会・リーグ戦などによってはバットの指定や長さなどの規格制限がある。
- アメリカでは正規品バットをはじめ、自作たバット、ウィッフルボール専用に販売されているmoonshotバット、BLITZ BALL(ブリッツボール)バットなどを使用している。(ほかにも多数存在)
- Kゾーン(SZT=ストライクゾーンターゲット)
- ウィッフルボールにおいては捕手がおらず、代用品としてストライクゾーンに見立てた長方形の的を使用する。
- ノーバウンドで当てた場合ストライク、それ以外の場合はボールとなる。
- Kゾーンは正規品の販売がない為、塩ビ管パイプ等を組み合わせて自作するしかない。
- 各リーグによってKゾーンの大きさも異なる。
- 全米大会規格(タテ68cm)、(ヨコ58cm)、(地面より33cm上の位置)
フィールドの形状・サイズ
ウィッフルボールのフィールド形状・サイズはアメリカ各リーグによって大小異なる。
アメリカでは、内野エリアと外野エリアで分かれているフィールド(右図)を主流とするリーグが多数存在する。(その他もあり)
- 日本ウィッフルボール協会採用ルール
フィールドは、扇型ではなく三角形である。それぞれ、打席に近い方からシングルエリア、ダブルエリア、トリプルエリア、ホームランエリアと区分される。グラウンドのサイズは、以下の通り規定されている。
- ホームからピッチャーマウンドまで:11m
- ホームからアウトエリアまでの最終ライン:13m30cm
- ホームからシングルエリアまでの最終ライン:19m30cm
- ホームからダブルラインまでの最終ライン:25m30cm
- ホームからトリプルラインまでの最終ライン:31m30cm
- ウィッフルボールのページへのリンク