アルバロ・アルベロア クラブ経歴

アルバロ・アルベロア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/22 17:32 UTC 版)

クラブ経歴

レアル・マドリード

レアル・サラゴサの下部組織に所属していたが、17歳の時にレアル・マドリードの下部組織に移り、リザーブチームであるレアル・マドリード・カスティージャではキャプテンを務めた。トップチームでの出場は2試合にとどまった。

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

2006年7月24日、デポルティーボ・ラ・コルーニャに移籍した。デポルティーボではレギュラーとしてプレーしていたが、在籍はわずか半年間に終わった。

リヴァプールFC

リヴァプールFC時代のアルベロア(2007年)

2007年1月31日、イングランド・プレミアリーグリヴァプールFCに移籍し[1]、約400万ユーロの移籍金がデポルティーボとレアル・マドリードに半分ずつ支払われた。

2月10日のニューカッスル・ユナイテッドFC戦でMFジャーメイン・ペナントとの途中交代でデビューした[2]UEFAチャンピオンズリーグFCバルセロナ戦(アウェー)で初めてフル出場し、中央に切り込むことが得意なFWリオネル・メッシを止める役割を任せられて左サイドバックとして試合終了までプレーした。アルベロアはラファエル・ベニテスの期待に応えてメッシに良いプレーをさせず、前年度優勝チーム相手に2-1の勝利を収めた。

移籍後初得点を挙げたのは4月7日のレディングFC戦であった[3]。UEFAチャンピオンズリーグでは決勝に進出し、ACミラン戦に途中出場したが、1-2で敗れて準優勝に終わった。

2007年夏には背番号が2から17に変更された。

2007-08シーズンは好調なチームに合わせてアルベロアも調子を維持し、トップチームでの立ち位置を固めた。2009年5月18日のウェストブロムウィッチ・アルビオンFC戦では軽率なディフェンスをしたことでチームメイトのDFジェイミー・キャラガーと口論になり、副キャプテンであるキャラガーは「僕らは無失点を継続したい。レイナにゴールデン・グローブ賞を獲ってほしいんだ」と説明したが、ベニテス監督は事件に対するコメントを拒否した。

リヴァプールFCでは2シーズンでリーグ戦66試合に出場した。

レアル・マドリード復帰

2009年7月29日、古巣レアル・マドリードと5年契約を交わし[4]、リヴァプールFCには移籍金500万ポンドが支払われた[5]。DFミチェル・サルガドやDFミゲル・トーレスがいなくなったため背番号2を譲り受け、右サイドバックにはセルヒオ・ラモスがいるために主に左サイドバックを務めた。2010年2月13日のアウェーでのシェレスCD戦で移籍後初得点を挙げた[6]。3月28日のアトレティコ・マドリードとのマドリードダービーでは右足でGKダビド・デ・ヘアから得点を奪い、3-2での勝利に貢献した[7]

レアル・マドリードでのアルベロア(2012年)

2010-11シーズンは左サイドバックにマルセロが重宝されたが、そのユーティリティー性から両サイドバックの控え選手として多くの試合に出場した。リーガで初のタイトルとなったコパ・デル・レイの決勝でも右サイドバックで先発フル出場した。2011-2012シーズンでもその堅実なプレースタイルから監督のジョゼ・モウリーニョから信頼を得ており、ラモスがセンターバックで起用される事が多くなると、本来の右サイドバックで起用されている。

しかし2013-14シーズンは、復帰したダニエル・カルバハルが右サイドバックに定着したため、出場機会を減らしたが、チームはコパデルレイ優勝、UEFAチャンピオンズリーグ2013-14でも優勝を果たし、デシマ(10回目のCL優勝)を経験した。

2015-16シーズンはシーズンを通して出場機会を得られずにシーズン終盤を迎え、クラブからは契約満了という形で退団が発表された。現地時間5月8日のバレンシア戦で退団セレモニーが行われ、クラブから惜しまれて、本拠地サンティアゴ・ベルナベウに別れを告げた。その後クラブはウン・デシマ(11回目のCL優勝)を成し遂げた。

ウェストハム・ユナイテッド

2016年8月31日、イングランド・プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドFCへフリーで加入。契約期間は1年間。リヴァプール以来、約7年ぶりのプレミアリーグ復帰であったが、加齢や負傷の影響もあってわずか3試合の出場に留まり、クラブから契約延長のオファーもなくシーズン終了後に契約満了により退団。

シーズン終了後の2017年6月23日、モチベーションの低下を理由に現役引退を発表した[8]


  1. ^ Reds swoop for Spanish pair”. Liverpool FC (2007年1月31日). 2007年5月13日閲覧。
  2. ^ Tactical Formation”. Football-Lineups.com. 2007年9月9日閲覧。
  3. ^ “Reading 1–2 Liverpool”. BBC. (2007年4月7日). http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/eng_prem/6513355.stm 2011年1月25日閲覧。 
  4. ^ Arbeloa Completes Return to Madrid UEFA.com
  5. ^ Alvaro Arbeloa Sky Sports
  6. ^ “シェレス0-3レアル・マドリード”. レアル・マドリード公式サイト. (2010年2月13日). http://www.realmadrid.jp/news/2010/02/news_500.html 2011年1月29日閲覧。 
  7. ^ “Real Madrid 3 – 2 Atlético Madrid”. ESPN Soccernet. (2010年3月28日). http://soccernet.espn.go.com/report?id=275726&cc=5739&league=ESP.1 2011年1月25日閲覧。 
  8. ^ 元レアル・マドリーDFアルベロア、引退を決断…ウェスト・ハムで3試合の出場にとどまる”. Goal.com. 2017年6月24日閲覧。
  9. ^ “アルバロ・アルベロアがアラゴン州スポーツ功労賞を受賞”. レアル・マドリード公式サイト. (2010年10月5日). http://www.realmadrid.jp/news/2010/10/news_10858.html 2011年1月29日閲覧。 
  10. ^ Elkington, Mark (2008年2月1日). “Reuters: Krkic, Arbeloa, Navarro called up by Spain”. http://uk.reuters.com/article/footballNews/idUKL0175270120080201 2008年2月1日閲覧。 
  11. ^ レアルの31歳DFアルベロア、スペイン代表引退を表明”. サッカーキング. 2014年5月23日閲覧。


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