とある科学の超電磁砲 (アニメ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 02:32 UTC 版)
制作
プロデュースは『禁書目録』から引き続いてジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン(当時)所属の川瀬浩平が担当しているが、監督には錦織博に代わって2008年放送の『とらドラ!』で知られる長井龍雪が、シリーズ構成には赤星政尚に代わって2004年放送の『光と水のダフネ -DAPHNE IN THE BRILLIANT BLUE-』で知られる水上清資がそれぞれ起用されたことにより、『禁書目録』とは異なる作風で描かれた内容となっている。オープニングテーマはfripSideが担当。
第2期は、2011年にジェネオン・ユニバーサルからワーナー・ホーム・ビデオへ移籍したプロデューサーの川瀬と中山信宏が続投する関係で同社との共同製作扱いになっているほか、アクション監督に椛島洋介が起用されたことにより、アクションシーンのパワーアップが図られている[4]。「妹達」のキャラクターデザインが『禁書目録』とは異なり、瞳にハイライトが入れられている[4]。また、映画『劇場版 とある魔術の禁書目録 -エンデュミオンの奇蹟-』に登場した宇宙エレベーター「エンデュミオン」が建設途中の姿で登場している[4]。その第2期では、モブキャラクターの声を当てた声優が後に主人公キャラクター、主役級キャラクターの声を務めたことが特筆される。
第3期ではシリーズ構成がヤスカワショウゴに変更されている[6]。
第3期制作上のトラブル
第3期は、新型コロナウイルス感染症の影響による制作遅延が発生したために放送延期を繰り返した結果、当初6月までの放送予定が9月まで延長された[11]。
2020年2月21日に放送予定だった第7話は翌週に延期され、代わりに第6話の再放送が行われた[12]。3月6日・13日放送分の回は、『「とある科学の超電磁砲」スペシャルセレクションですのっ!』としてOVAが2週に亘って分割放送され[13]、当初放送予定だった第8話・第9話は放送が2週延期された。4月24日に放送予定だった第13話も放送が延期され、当該回は第12話が再放送された[14]。さらには、5月8日に放送予定だった第14話についても同様の対応が取られ、第13話が再放送された[15]。
これにより、6月までに完結の見込みが立たなくなったことと、5月22日放送の第15話が前半パートの「大覇星祭」編が終了するタイミングであることから、第15話をもって放送は打ち切られた。翌週5月29日以降に放送を予定していた第16話からの「天賦夢路」編については、別途に放送枠が設けられて7月24日以降に順次放送された。放送再開までの約2か月間には、第1期・第2期を含めた過去の傑作選が放送された[11]。
- ^ a b 原作漫画第6巻およびOVAまでは「灰村キヨタカ」表記。
- ^ 『禁書目録』と内容が重複する第11話から第16話は、『禁書目録』の原作もベースとなっている。
- ^ 名前の読みは不明。
- ^ 第2期は「キャラクターデザイン」表記。
- ^ OVAまでは「キャラクターデザイン」表記。
- ^ 第2期は「アクション監督」表記。
- ^ ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント、アスキー・メディアワークス、J.C.STAFF、AT-X、ムービック
- ^ ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント、ワーナー・ホーム・ビデオ、アスキー・メディアワークス、J.C.STAFF、AT-X、ムービック
- ^ バンダイチャンネル@ShowTimeにおいては2010年5月2日から『とある魔術の禁書目録』と共に、ShowTimeへ移籍配信開始された(2010年5月28日までは第2話から第6話までが期間限定で無料)。配信内容はテレビ放送版。
- ^ 第1話は継続的に無料、第2話以降は1週間限定無料。
- ^ 詳細はとある魔術の禁書目録#単行本未収録作品一覧を参照。
- ^ 第2期までは『とある“ラジオ”の超電磁砲』。
- とある科学の超電磁砲 (アニメ)のページへのリンク