威武
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威武(ウェイウ、生没年不詳)は清朝前期の官僚であり、孝恭仁皇后の父、すなわち雍正帝の外祖父である。名は魏武・緯武とも書く。烏雅(ウヤ)氏出身。
祖父は額栢根。父は額参で、はじめ膳房総領に任じられ、その後内大臣を歴任した。朝鮮遠征に従軍し、阿思哈尼哈番(男爵)に封ぜられ、さらに山東省済南府臨清州や大同などへの遠征にも従い、一騎都尉を加授された。威武はその長子であり、護軍参領を務めた。雍正元年2月、外孫である雍正帝によって一等公を追贈され、世襲罔替(代々世襲して絶やさぬこと)とされた。雍正8年9月には一等承恩公を贈られた。妻は塞和里氏。その子の博啓が一等公を襲爵した。
参考資料
- 『清史稿』
- 『八旗満洲氏族通譜』第二十九巻
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