天目茶碗
(tenmoku から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/24 23:27 UTC 版)
天目茶碗(てんもくぢゃわん)は、元は茶葉の産地だった中国の天目山一帯の寺院に於いて用いられた天目山産の茶道具で、天目釉と呼ばれる鉄釉をかけて焼かれた陶器製の茶碗のこと。
- ^ a b c d 彭丹『中国と茶碗と日本と』(小学館、 2012年)ISBN 9784093882583 pp.102-110.
- ^ 茶葉の種類とは別に、茶道の手法で茶の色を白く点てたと言われる。
- ^ 谷晃編、千宗室監修『茶の美術 茶道学大系 5』淡交社、p.109、2000年
- ^ “「曜変天目」器に宇宙を見る”. NHKニュース (日本放送協会). (2013年2月7日). オリジナルの2013年2月7日時点におけるアーカイブ。 2013年2月7日閲覧。
- ^ 元は淀藩主稲葉家に伝わっていたため、「曜変稲葉天目」という通称がある。
- ^ この天目茶碗を「曜変天目」と呼ぶかどうかは議論があり、「油滴天目である」とする意見もある。
- ^ 日本産のものでは、唐津焼・薩摩焼・美濃焼の天目茶碗が伝わっている。
- tenmokuのページへのリンク