紫外可視分光法
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紫外可視分光法(しがいかしぶんこうほう、UV-Vis、英語: Ultraviolet-Visible Absorption Spectroscopy)は、紫外 (UV, UltraViolet)および可視 (Vis, Visible)領域の光吸収を測定する分光法である。紫外可視領域の光は電子準位間隔に相当するエネルギーを持つことから、主に分子の電子遷移を観測するために用いられる。スペクトルの形状は各分子に固有であり、分子の構造の決定や分子の同定に応用される。
装置
光源
可視光領域(340〜1100nm)ではタングステンランプ、紫外光領域(185〜360nm)では重水素ランプが用いられる。
試料室
シングルビーム方式では、試料室に一つの試料だけが設置できる。
ダブルビーム方式では、サンプルの他に対照サンプル用の設置台がある。対照サンプル側で溶媒による吸収や、光源強度の変動を測定することで、その影響を差し引くことができる。
分光器
試料を透過した光をモノクロメーターで分光する。
検出器
紫外可視近赤外分光スペクトル
下図に示すように、ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、テトラセン、ペンタセンのそれぞれの吸収スペクトルの例を示す(図の黒線)。
スペクトル左側の灰色地の領域が紫外領域、右側の灰色地の領域が近赤外部である。共役 π 電子系が長くなるにつれ、極大吸収波長 λ が長波長側にシフトしてゆくので、吸収が紫外領域から可視領域へと伸展して行く。
紫外可視近赤外分光法では、分子の光が吸収する度合いを調べる。分子の光が吸収するエネルギーは、電子遷移のエネルギーを持った光以外に振動や回転のエネルギーを持った光も吸収してしまうため、連続スペクトルになる。
測定対象となる試料・測定困難な試料
- 測定対象となる試料
- 溶液・薄膜など、ある程度の光を透過するもの
- 測定困難な試料
- 不透明なもの(顔料など、透過法では無く反射法で測定を行う)
関連項目
- UV-Visのページへのリンク
