TIE fighterとは? わかりやすく解説

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TIEファイター

(TIE fighter から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/10 14:33 UTC 版)

TIEファイター(タイ・ファイター)は、映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する架空の宇宙戦闘機である。TIEは、ツイン・イオン・エンジンTwin Ion Engine)の頭文字を取ったものである。銀河帝国軍の最も標準的な宇宙戦闘機であり、旧三部作で多数登場する。当時は邦訳として『帝国軍・迎撃宇宙艇』と紹介されていた。機体の設計と開発は、レイス・サイナー(シーナー)CEOが代表を務める帝国の国営企業サイナー・フリート・システムズ社が担当した。


注釈

  1. ^ 勘違いされやすい点だが、特徴的な2枚の大型パネルはイオンエンジンにエネルギーを供給する「ソーラーパネル」であり、TIEの名称の由来となった2基のイオンエンジンは球形のコクピット後部に2基搭載されている。
  2. ^ ゲーム『Star Wars: TIE Fighter 』内の設定では、帝国の医療技術は大変優れており、撃墜された瀕死のパイロットすらも回復させるほどである。ただしあくまでもこのゲームのみでの設定であり、公式の世界設定においてそこまでの技術があるのか(そしてパイロット一人一人をそこまで大切にするのか)は不明である。
  3. ^ しかし、『エピソード4/新たなる希望』劇中のラストシーンにおいて、後方からミレニアム・ファルコン号の奇襲攻撃を受け、パニックに陥ったベイダーの僚機が操縦を誤り、護衛対象のベイダー機に接触して弾き飛ばしてしまい、自らはデス・スターの外壁に墜落するというシーンがある。
  4. ^ ちなみに反乱同盟軍のパイロットにも帝国アカデミー出身の者が多かったため、彼らも「元・バケツ頭」であった。
  5. ^ イオン・エンジンは燃料としてプラズマ性のガスを用いる、スター・ウォーズ世界では一般的な内燃機関であるため、ソーラー翼とはいえ光の無い所で飛べなくなるわけではない。
  6. ^ TIEが搭載しているレーザー・キャノンは、本来ならYT-1300クラスの中型艇を撃破する威力は十分にあるのだが、ファルコン号はハン・ソロによって軍用規格の強力な(そして違法な)装甲板とシールドで武装していた為に有効打を与えることは出来なかった。
  7. ^ 敵の濃密な防御砲火を受ける(つまり、多少の被弾を受ける)ことが前提となる対地・対艦攻撃においては、TIEファイターのようにシールドや装甲を持たない軽戦闘機では明らかに不適であるためで、TIEファイターは軽量高機動の本質を殺すことなく制空権の確保にのみ集中し、雷爆撃では強力なシールドを備えたTIEボマーが威力を発揮する。
  8. ^ 前述したとおり、TIEファイターにはシールドが搭載されていないが、ゲーム『スター・ウォーズ 出撃! ローグ中隊』では「非常に弱い、エネルギーの再充填ができないシールドがある。」という設定になっている。
  9. ^ 帝国軍の軍事作戦は基本的に艦隊(スター・デストロイヤー)による「殴り込み」であり、敵機が迎撃に出てきた時にのみ、味方艦の護衛の為に戦闘機を発進させるものである。
  10. ^ 前後方向から見た時に「H」状をなす巨大なソーラーパネルは障害物との衝突のしやすさにもつながった。視界の悪さもあいまって、主力戦闘機としては他に類を見ない小さな機体の割に密集編隊は組みづらい機体であったとされ、後継機の翼端のパネルが折り曲げられたのは、少しでもぶつかりにくくするため、とまで言われたほどである。
  11. ^ 反乱軍側は地上攻撃用の部隊であり、空中戦に集中できなかったという事情もあった。ただし、帝国軍上層部の初期判断ミスにより反乱軍と同程度がそれ以下の機数しか出撃させなかった上に、迎撃出動の判断も大きく遅れる。そのため戦闘機隊の善戦にもかかわらず、30機前後の反乱軍にデス・スターを破壊されるという大敗を喫する。
  12. ^ ダース・ベイダー率いる機動艦隊の「死の小艦隊」でさえ、エンドアの戦い時点においてもTIE/LnファイターとTIEインターセプターを混用していた。
  13. ^ ただしこの「窓ガラスなし」は『スター・ウォーズ』旧3部作のほぼ全てのプロップに共通する仕様である。ブルーバック撮影において、窓の部分を反射させずにきちんと「抜く」ために窓ガラスにあたる部品を全て抜いていた。

出典

  1. ^ 講談社『スター・ウォーズののりもの100』72頁。
  2. ^ ゲーム『スターウォーズ レベルアサルトII』(英語版)より。
  3. ^ 扶桑社『スター・ウォーズ完全基礎講座 エピソード1篇』92頁。なお、同書には「シス・インフィルトレイターの後ろ姿を見れば、それがTIEシリーズの前身であることは明らか」という記述がある。
  4. ^ 扶桑社『スター・ウォーズ完全基礎講座』186頁、「TIEボマー」の項目による。
  5. ^ 講談社『スター・ウォーズののりもの100』73頁。
  6. ^ 講談社『スター・ウォーズののりもの100』74頁。
  7. ^ ルーカスフィルム公認、秦新二編著『ジョージ・ルーカスの大博物館』文藝春秋。81頁にマット・ペインティングが掲載されている。解説によると寸法は191×84㎝。
  8. ^ 扶桑社『スター・ウォーズ完全基礎講座』186頁、「TIEシャトル」の項目による。
  9. ^ スティーブン・J・サンスイート著、日本版プロデュース=株式会社イオン、武田英明訳『スター・ウォーズ 偉大なるマーチャンダイジングへの歩み』バンダイ。24頁。
  10. ^ ルーカスフィルム公認、秦新二編著『ジョージ・ルーカスの大博物館』文藝春秋。45頁にストーリー・ボードが掲載されている。「Chili Tie」と記載あり。
  11. ^ 講談社『スター・ウォーズののりもの100』84頁。
  12. ^ デアゴスティーニ『スター・ウォーズファクト・ファイル』の「シミター戦略爆撃機(アサルト・ボマー)」のページ[要文献特定詳細情報]による。


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