Solaris_Volume_Managerとは? わかりやすく解説

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Solaris Volume Manager

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/10/22 16:13 UTC 版)

Solaris Volume Manager(SVM:siv-em と発音[1])は Solaris 9 から OS に統合されているが、もともとビジネス基幹系(高信頼性/高可用性)の機能に弱いSUNが独自に追加した論理ボリュームマネージャ(LVM)機能。以前は Online:DiskSuite(Solaris 2.4 まで)、Solstice DiskSuite(Solaris 2.5 ~ Solaris 8) という名称であった。

システムディスクにおいてはSVR4のディスクパーティションの管理単位である1ディスク7パーティションの制約を越えることができず、システムディスクのパーティションを自由に設定できる他の商用UNIX管理者から、機能不足や役割不足を指摘されている。(Solaris 9 に付属の SVM 以降は、ソフトパーティションという機能で単一ディスクパーティションや論理ボリュームを、1000以上の数のパーティションに分割することが可能となっている。)

当然、LVM配下のBoot領域からのIPL動作もできないため、Boot領域もSVMの管理対象外である。

また、LVMの基本機能の一つである「外部ストレージへのアクセスパスを複数持ち、パス障害時にアクセス経路を切り替える」マルチパス機能を持っておらず、高可用クラスターとしての運用ができないなど、非常に中途半端で使用用途が限定されたものであったが、Solaris 2.6 向けにリリースされた DiskSuite 4.2 より Alternate Pathing としてサポートされている(このバージョンより 64bit カーネルがサポートされた)。

そのため、SUNサーバにてクラスターを組む際には、VERITAS Volume ManagerやCluster Serverを別途購入し導入する必要がある。

※この技術情報は、SUN Japanからあるユーザへの公式な回答に基づいて書かれました。




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