ルボトム酸化とは? わかりやすく解説

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ルボトム酸化

(Rubottom oxidation から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/13 15:25 UTC 版)

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ルボトム酸化(ルボトムさんか、Rubottom oxidation)とは有機化学における人名反応のひとつで、シリルエノールエーテル(下式左)がメタクロロ過安息香酸 (mCPBA) と反応して α-シロキシケトン(下式右)に変わる反応のこと。1974年に A. G. Brook ら[1]、G. M. Rubottom ら[2]、A. Hassner ら[3] によって独自に発見された。

α-シロキシケトンは酸などにより容易に α-ヒドロキシケトンへと加水分解できる。

反応機構

まず、mCPBA がシリルエノールエーテル 1 の二重結合を酸化してエポキシド 2 を与える。三員環が開環して生じる双性イオン 3 上でシリル基が転位し、α-シロキシケトン 4 となる。

参考文献

  1. ^ Brook, A. G.; Macrae, D. M. J. Organometal. Chem. 1974, 77, C19-C21. DOI: 10.1016/S0022-328X(00)81332-7
  2. ^ Rubottom, G. M. et al. Tetrahedron Lett. 1974, 4319-4322. DOI: 10.1016/S0040-4039(01)92153-7
  3. ^ Hassner, A.; Reuss, R. H.; Pinnick, H. W. J. Org. Chem. 1975, 40, 3427-3429. DOI: 10.1021/jo00911a027




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