Rakuten AIとは? わかりやすく解説

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Rakuten AI

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/23 01:06 UTC 版)

Rakuten AI
開発元 楽天グループ
種別 人工知能
ライセンス モデル・サービスにより異なる
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Rakuten AI(ラクテン・エーアイ)は、楽天グループが人工知能(AI)関連の製品・サービスおよび技術に使用している名称である。楽天グループは2024年から大規模言語モデル(LLM)の開発・公開を行っている[1]

言語モデル

RakutenAI-7B

RakutenAI-7Bは、楽天グループが2024年3月21日に公開した7Bパラメータ規模の言語モデルである。公開時には、基盤モデル、指示追従用モデルおよび対話用モデルが公開された[1]

楽天グループによれば、Mistral AIが公開したMistral-7B-v0.1を基に、日本語データによる追加学習などを行った[1]

Rakuten AI 2.0

Rakuten AI 2.0は、楽天グループが2025年2月12日に公開した言語モデルである。同時にRakuten AI 2.0 miniも公開された[2]

Rakuten AI 2.0はMixture of Experts(MoE)方式を採用している[2]

Rakuten AI 3.0

Rakuten AI 3.0は、楽天グループが2026年3月17日に公開した言語モデルである[3]。ITmedia AI+も同日に同モデルの公開を報じている[4]

楽天グループによれば、同モデルは経済産業省および新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する生成AI開発支援事業「GENIAC」の第3期採択案件として開発された[3]

Hugging Face上のモデルカードでは、Mixture of Experts(MoE)方式を採用し、総パラメータ数6710億、アクティブパラメータ数370億、コンテキスト長128Kとされている。対応言語は日本語および英語で、ライセンスはApache License 2.0とされている[5]

楽天グループはRakuten AI 3.0について複数のベンチマーク結果を公表している[3]。ITmedia AI+もこの結果について報じているが、同記事では楽天グループが発表したベンチマーク結果を出典としている[4]

DeepSeek-V3との関係

Rakuten AI 3.0については、公開された設定ファイルの記述をもとに、DeepSeekとの技術的な関係が報じられた。

公開されている`config.json`では、`architectures`に`DeepseekV3ForCausalLM`、`model_type`に`deepseek_v3`が指定されている[6]

ITmedia AI+は、この記述をもとにRakuten AI 3.0とDeepSeek-V3との関係を報じた。同媒体による楽天側への取材では、ベースモデルについて非開示と回答したとされている[7]

設定ファイルにDeepSeek-V3系のアーキテクチャを示す記述があることだけから、Rakuten AI 3.0の学習済みパラメータがDeepSeek-V3そのものであるとは判断できない。

サービス

「Rakuten AI」の名称は、楽天グループの複数のサービスで使用されている。

楽天モバイルでは「Rakuten Link」にAI機能が導入され、その後、法人向けサービスとして「Rakuten AI for Business」が2025年1月に提供開始された[8]

また、楽天市場のスマートフォンアプリにもAIを利用した機能が導入されている。

沿革

  • 2024年3月21日 - RakutenAI-7Bを公開[1]
  • 2025年2月12日 - Rakuten AI 2.0およびRakuten AI 2.0 miniを公開[2]
  • 2025年12月18日 - Rakuten AI 3.0の開発を発表[9]
  • 2026年3月17日 - Rakuten AI 3.0を公開[3]

脚注

  1. 1 2 3 4 楽天、日本語に最適化したオープンかつ高性能なLLMを公開”. 楽天グループ (2024年3月21日). 2026年8月23日閲覧。
  2. 1 2 3 楽天、日本語に最適化した大規模言語モデルと楽天初の小規模言語モデルを提供開始”. 楽天グループ (2025年2月12日). 2026年8月23日閲覧。
  3. 1 2 3 4 楽天、「GENIACプロジェクト」の一環として開発されたAIモデル「Rakuten AI 3.0」を提供開始”. 楽天グループ (2026年3月17日). 2026年8月23日閲覧。
  4. 1 2 楽天、日本語LLM「Rakuten AI 3.0」公開 商用利用も可能”. ITmedia AI+ (2026年3月17日). 2026年8月23日閲覧。
  5. RakutenAI-3.0”. Hugging Face. 2026年8月23日閲覧。
  6. config.json”. Hugging Face. 2026年8月23日閲覧。
  7. 楽天の最新AI、ベースは“中国DeepSeek製”? 担当者に聞いた”. ITmedia AI+ (2026年3月19日). 2026年8月23日閲覧。
  8. 楽天モバイル、法人のお客様向け生成AIサービス「Rakuten AI for Business」を提供開始”. 楽天モバイル (2025年1月29日). 2026年8月23日閲覧。
  9. 楽天、「GENIACプロジェクト」の一環として国内最大規模の新たな高性能AIモデル「Rakuten AI 3.0」を開発”. 楽天グループ (2025年12月18日). 2026年8月23日閲覧。

関連項目




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