Raji細胞とは? わかりやすく解説

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Raji細胞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/16 01:39 UTC 版)

Raji細胞(ラージさいぼう)株は、造血英語版細胞由来の初のヒト連続継代性細胞株である[1]。形態学的特徴に基づいて、Raji細胞はリンパ芽球様として類別される[2]。この浮遊細胞は1963年、11歳男性ナイジェリア人バーキットリンパ腫患者のBリンパ球に由来している。R. J. V. Pulvertaftが初めてこの細胞株を樹立した[2]。培養には血清が補充されたRPMI培地が使用される。Raji細胞の特徴としては分化しないことがあり、数百の細胞からなる大きな集合体の形成が見られる。細胞の直径は比較的大きく(5〜8 μm)、不規則にでこぼこしたと、フリーの凝集したリボソームがある広い細胞質を有する[3]。Raji細胞は、単一、非運動性、浮遊性の個別あるいはダブレットとして成長する。一部の細胞は、大きく、多核で、丸い、西洋ナシのような伸長した形をしている[3]


  1. ^ B Fadeel (2005). “Raji revisited: cytogenetics of the original Burkitt’s lymphoma cell line”. Leukemia 19: 159–161. doi:10.1038/sj.leu.2403534. http://www.nature.com/leu/journal/v19/n1/pdf/2403534a.pdf. 
  2. ^ a b American Type Culture Collection Website. “ATCC-86: Raji Cell”. 2012年2月3日閲覧。
  3. ^ a b Cell Bank. “JCRB9012 [RAJI]”. 2012年2月3日閲覧。
  4. ^ Mondofacto, Medical Dictionary. “Raji cell”. 2012年2月3日閲覧。


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