Pixel 10 Pro Fold
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/07 03:20 UTC 版)
Pixel 10 Pro Fold(ピクセル テン プロ フォールド)は、GoogleがGoogle Pixelシリーズとして設計、開発、販売している折りたたみ式Android純正スマートフォン。Pixel 9 Pro Fold の後継機種であり、ほぼ同じデザインを共有している。Google Tensor G5、Qi2互換性、AIアシスタントはGeminiを搭載している。さらに、Android 16とMaterial 3 Expressive UIテーマがプリインストールされている[1]。
|
展開したPixel 10 Pro Fold(ムーンストーン)のイメージ
|
|
| 開発者 | |
|---|---|
| 種別 | スマートフォン |
| シリーズ | Pixel |
| 販売開始日 | 2025年10月9日 |
| 先代機 | |
| 関連機種 | Pixel 10 Pixel 10 Pro & 10 Pro XL Pixel 10a |
| 通信方式 | |
| 形状 | 折りたたみスマホ |
| サイズ |
|
| 重量 | 9.1 oz (258 g) |
| OS | Android 16 |
| SoC | Google Tensor G5 |
| CPU | 1x 3.78 GHz Cortex-X4 + 5x 3.05 GHz Cortex-A725 + 2x 2.25 GHz Cortex-A520 |
| GPU | 2x 1.1 GHz Imagination DXT-48-1536 |
| モデム | Samsung Exynos 5400 |
| メインメモリ | 16 GB LPDDR5X |
| ストレージ |
|
| SIM | Nano SIM と eSIM |
| バッテリー | 5015 mAh |
| 充電 |
|
| 背面カメラ |
|
| 前面カメラ |
|
| ディスプレイ | |
| サウンド | |
| 接続 |
|
| 入力方式 | |
| 耐水性能 | IP68 |
| その他 |
|
| ウェブサイト | |
| 出典 | [2][3] |
歴史
Pixel 10 Pro Foldは、2025年8月20日、ニューヨーク州ブルックリンで開催されたMade by Googleの基調講演で、Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XLとともに正式に発表された。
この発表イベントは、深夜番組のコメディアン、ジミー・ファロンが司会を務め、NBAスターのステフィン・カリー、F1ドライバーのランド・ノリス、そして音楽グループのジョナス・ブラザーズが登場し、Pixel 10 Proで撮影された「I Can't Lose」のミュージックビデオも初公開された。
同日から予約注文が開始され、最終的に8月28日に米国や日本で発売された。Pixel 10シリーズには、Pixel Watch 4とPixel Buds 2aがアクセサリーとして加わる。2025年のMade By Googleは、Googleが毎年恒例のAppleの9月イベントに先立ち、8月にPixel製品を発表した2回目の機会となる。
発表イベントに先立ち、GoogleはApple Intelligenceの発表遅延を揶揄するものを含む、スマートフォンのプレビュー動画をいくつか公開した。
日本ではグーグルストア、NTTドコモ、au、SoftBank、楽天モバイルより販売。
仕様
前モデルと比較すると、Pixel 10 Pro Foldのデザインはほぼ同じとなる。Pixel 10シリーズの他のモデルと同様に、側面は平らで角は丸みを帯びているが、スレート型モデルとほぼ同じ厚さで半分に折りたためるように、はるかに薄くなっている。折りたたみ式スマートフォンとして、外側のディスプレイのほぼ2倍の大きさの柔軟な内部ディスプレイを搭載しており、半分に折りたたむことでポケット等に入れやすいようになっている。カバーディスプレイのベゼルはわずかに薄くなり、画面サイズは6.3インチから6.4インチに拡大している。バッテリー容量が大きいため、Pixel 9 Pro Foldよりもわずかに厚くなっている。
Pixel 9 Pro Foldと初代Pixel Foldはオブシディアンとポーセリンの2色のみであったが、Pixel 10 Pro FoldはPixel 10 Pro/Pro XLと同様にムーンストーンとジェイドを採用している。
| Pixel 10 Pro Fold | |||||
| Back | Cover display | Inner folding display | Back | Cover display | Inner folding display |
Moonstone |
Jade |
||||
Pixel 10 Pro Foldの2つのOLEDディスプレイは、Pixel 9 Pro Foldとほぼ同じ仕様となっている。8インチの内部Super Actua Flexディスプレイと6.4インチの外部Actuaディスプレイは、最大輝度3000ニト、リフレッシュレートは120Hzだが、内部ディスプレイはLTPOディスプレイを使用している。
カメラ構成は前世代から変更されておらず、背面には同じ48MP広角、10.5MP超広角、10.8MP5倍望遠カメラ、外面ディスプレイと内部折りたたみディスプレイには同じ10MPインカメラが搭載されている。
ヒンジをギアレスに再設計することで、IP68の防水・防塵性能に対応した初の折りたたみ式スマートフォンとなる。
Pixel 10シリーズ全体に搭載されているGoogle Tensor G5は、以前のTensorプロセッサからの顕著な変更が加えられた。GoogleはSamsung Exynosの製造から、TSMCをTensor G5の製造元とし、他の多くのスマートフォンチップで使用されているNE3nmプロセスノードを採用した。Exynosと比較すると、効率性、パフォーマンスが向上し、動作温度も低くなった。Tensorの発熱は以前のPixelモデルでよ く問題となり、古い端末が返品される最大の理由で あることが明らかになった。Google Tensor G4と同様のオクタコア構成を採用し、シングルコアおよびマルチコアのベンチマーク、そしてバッテリー効率の面ではわずかに上回る。Tensor G4と同じSamsung Exynos 5400モデムを使用しているため、電波の届かないエリアでも緊急サービスに連絡できる衛星接続が可能だが、通信バンドの異なる日本モデルでは使用不可とされている。
Pixel 10 Pro Foldには、Googleブランドの機能である「Pixelsnap」も追加されている。これは、ケース、ウォレット、電話マウント、スタンド、ワイヤレス充電器、その他のアクセサリーを磁場を使って位置合わせするために、スマートフォンの背面に円形の磁石アレイが内蔵されているもの。Qi2規格をサポートしており、Pixel 10シリーズと同時にリリースされたGoogle Pixelsnap ChargerなどのQi2対応充電器を使用すると、最大15ワットのワイヤレス充電速度が可能。販売当時において国際的にも数少ない搭載機種の1つと言える。
Camera Coachは、Geminiによる仮想ガイドで、カメラアプリで適切なフレーミング、照明、構図などについて段階的な手順を提供することで、ユーザーの写真撮影をサポートする。デバイス上では動作しないため、動作にはインターネット接続が必要となる。
カメラアプリには、新しい「インスタントビュー」モードも搭載されている。ディスプレイを開くと、画面の左半分に最近撮影した写真のカメラロールをプレビューでき、右半分にはライブビューファインダーが表示される。このモードはPixel 10 Pro Fold専用となる。
脚注
- ↑ “Google Pixel 10 Pro Fold”. Google Store. 2026年6月7日閲覧。
- ↑ “Review the Specs of the Pixel 10 Pro Fold”. store.google.com. 2025年8月25日閲覧。
- ↑ Vlad. “Google Pixel 10 Pro Fold ups battery capacity and brings a larger cover display” (英語). GSMArena.com. 2025年8月27日閲覧。
外部リンク
- Pixel 10 Pro Foldのページへのリンク