Pixel 10 Pro
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/07 02:05 UTC 版)
Pixel 10 Pro/Pixel 10 Pro XL(ピクセル テン プロ/ピクセル テン プロ エックスエル)は、Google PixelシリーズとしてGoogleが設計、開発、販売するAndroid純正のフラッグシップスマートフォン[1]。Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLの後継機種であり、Pixel 9シリーズでのデザインを同様に採用している。Google Tensor G5を搭載し、Qi2対応Pixelsnap磁気アクセサリに対応している。AIアシスタントにはGeminiが搭載され、Android 16とMaterial 3 Expressive UIテーマがプリインストールされている。
|
Pixel 10 Pro(ジェード)のイメージ(右)
とPixel 10 Pro XL(ムーンストーン)のイメージ(左) |
|
| 開発者 | |
|---|---|
| 種別 | スマートフォン |
| シリーズ | Pixel |
| 販売開始日 | 2025年8月28日 |
| 先代機 | |
| 関連機種 | Pixel 10 Pixel 10 Pro Fold Pixel 10a |
| 通信方式 | |
| 形状 | スレート |
| サイズ |
|
| 重量 |
|
| OS | Android 16 |
| SoC | Google Tensor G5 |
| CPU | 1x 3.78 GHz Cortex-X4 + 5x 3.05 GHz Cortex-A725 + 2x 2.25 GHz Cortex-A520 |
| GPU | 2x 1.1 GHz Imagination DXT-48-1536 |
| モデム | Samsung Exynos 5400 |
| メインメモリ | 16 GB LPDDR5X |
| ストレージ |
|
| SIM | |
| バッテリー |
|
| 充電 | |
| 背面カメラ |
|
| 前面カメラ |
|
| ディスプレイ | |
| サウンド | |
| 接続 |
|
| 入力方式 | |
| 耐水性能 | IP68 |
| その他 |
|
| ウェブサイト | |
| 出典 | [2][3] |
歴史
Pixel 10 ProとPixel 10 Pro XLは、2025年8月20日、ニューヨーク州ブルックリンで開催されたGoogleの年次講演「Made by Google」で、Pixel 10、Pixel 10 Pro Foldスマートフォンとともに正式に発表された。予約注文は同日に開始され、米国や日本で8月28日に発売された。Pixel 10シリーズには、Pixel Watch 4とPixel Buds 2aがアクセサリーとして加わる。2025年のMade By GoogleイベントはGoogleがPixel製品を、Appleの9月にある年次iPhone発表イベントに先立ち、8月に発表した2回目のイベントとなる。
仕様
Pixel 10 ProとPixel 10 Pro XLのデザインは、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLから若干変更されたが、前モデルと同様に、フラットな側面、丸みを帯びた角、楕円形のカメラバーとなる。Pixel 10 Proは、Pixel 10と同じ6.3インチディスプレイを搭載し、Pixel 10 Pro XLはより大きい6.8インチディスプレイを搭載。カメラバーには、フラッシュとPixel 10には無い温度計の両方が搭載されている。
オブシディアン、ポーセリン、ジェイド、ムーンストーンの4色展開。
| Pixel 10 Pro | Pixel 10 Pro XL | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Moonstone |
Jade |
Porcelain |
Obsidian |
Moonstone |
Jade |
Porcelain |
Obsidian |
|
両モデルのディスプレイは、画面サイズ、解像度、120Hz LTPOリフレッシュレートなど、ほぼ変更はないが、PWM調光レートが240Hzから480Hzに向上し、低輝度レベルで顕著になるディスプレイのちらつきを最小限に抑えることで、目の疲れや頭痛のあるユーザーの負担を軽減する。
カメラシステムも変更されておらず、背面には先行と同じ50MP広角、48MP超広角、48MP5倍望遠のリアカメラ、前面には42MPセルフィーカメラが搭載された。5倍望遠カメラは、超広角カメラのみのマクロモードとは異なり、テレマクロ撮影が可能。Pixel 10シリーズは高度な手ぶれ補正機能も搭載している。
Pixel 10シリーズ全体に搭載されているGoogle Tensor G5は、以前のTensorプロセッサからの顕著な変更が加えられた。GoogleはSamsung Exynosの製造から、TSMCをTensor G5の製造元とし、他の多くのスマートフォンチップで使用されているN3E 3nmプロセスノードを採用した[4]。Exynosと比較すると、効率性、パフォーマンスが向上し、動作温度も低くなった。Tensorの発熱は以前のPixelモデルでよく問題となり、古い端末が返品される最大の理由であることが明らかになった。Tensor G4と同様のオクタコア構成を採用し、シングルコアおよびマルチコアのベンチマーク、そしてバッテリー効率の面ではわずかに上回る。Tensor G4と同じSamsung Exynos 5400モデムを使用しているため、電波の届かないエリアでも緊急サービスに連絡できる衛星接続が可能だが、通信バンドの異なる日本モデルでは使用不可とされている。
ベースモデルのPixel 10に加え、Proモデルには「Pixelsnap」が搭載されており、Qi2に基づいている。Pixel 10 ProはQi2規格に対応しており、Qi2充電器を使用すると最大15Wのワイヤレス充電が可能。Pixel 10 Pro XLはQi2.2のみに対応しており、Pixel 10シリーズ向けにリリースされた新しいGoogle Pixelsnap充電器などの対応充電器を使用すると最大25Wの充電が可能。背面に直接マグネットが組み込まれた、主に欧米市場で販売される最初のAndroidスマートフォンであり、国際的にも数少ない搭載機種の一つとなる。
Camera Coachは、Geminiによる仮想ガイドで、カメラアプリで適切なフレーミング、照明、構図などについて段階的な手順を提供することで、ユーザーの写真撮影をサポートする。デバイス上では動作しないため、動作にはインターネット接続が必要となる。
Proモデル限定の機能として、Tensor G5を活用し、画像を最大100倍まで人工的に拡大する100倍Pro Res Zoomがある。この機能は完全にデバイス上で動作する。
脚注
- ↑ “Google Pixel 10 Pro と Google Pixel 10 Pro XL”. Google Store. 2026年6月7日閲覧。
- ↑ “Pixel 10 Pro & Pixel 10 Pro XL” (英語). Google Store. 2025年8月25日閲覧。
- ↑ “How fast is Google Pixel 10 Pro XL Charging Speed?” (英語). Android Headlines (2025年8月20日). 2025年8月25日閲覧。
- ↑ Li, Abner (2025年8月20日). “Google did more than just switch to TSMC for Tensor G5 — This is what's new” (英語). 9to5Google 2026年6月7日閲覧。
外部リンク
- Pixel 10 Proのページへのリンク