PixAIとは? わかりやすく解説

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PixAI

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/10/14 06:41 UTC 版)

PixAIは、アニメ調の画像生成を中心とする生成AIサービスである。ウェブサイトとモバイルアプリを通じて提供され、テキストによる画像生成、画像編集、LoRAの学習、作品の投稿・共有などの機能を備える。[1]

運営

公式サイトは、開発・運営主体としてMewtant Inc.と日本法人のMetanomaly株式会社を紹介している。Metanomalyの企業サイトには、日本のMetanomaly株式会社、シンガポールのMetanomaly Pte. Ltd.、米国のMewtant Inc.の各拠点が掲載されている。[2][3]


モバイルアプリはApp StoreとGoogle Playで配信されている。2026年10月時点で、App Storeの販売元はMetanomaly Pte. Ltd.、Google Playの開発者はMewtant Inc.と表記されており、両ストアの開発者ウェブサイトはpixai.artを案内している。[4][5]

機能

公式文書では、SDXL系のモデルと独自のTsubaki系モデルを紹介している。Tsubaki.3は画像生成のほか、参照画像を用いた生成や画像編集に対応する。[6][7]

対話型の画像生成エージェント「Mio.2」では、利用者が会話を通じて画像の作成や修正を依頼する。2026年4月15日に提供が開始された。[8]「PixAI Studio」は、画像生成、動画生成、編集などの工程をノードで接続する制作ワークスペースである。2026年9月には、動画・画像・音声をタイムラインで編集するSequence Editorと、画像をレイヤーに分離するEgakiが追加された。[9]


Tsubaki.3

開発元の技術報告では、Tsubaki.3をテキストからの画像生成と参照画像を用いる生成・編集を扱うマルチモーダルモデルとして説明している。参照画像を扱う機能は局所編集、参照生成、参照編集に分けられ、通常モデルとは別に蒸留版のTsubaki.3 Flashが提供される。学習には教師ありファインチューニングと、正確さ・美的品質を別々に扱う二段階の強化学習を用いたという。同報告は独自の評価指標に基づく結果を掲載し、テキストからの画像生成の評価対象はFlashではなく通常モデルであると区別している。[10]

アニメ画像のタグ付けモデル「Tagger 1.0」も公開されている。技術報告によれば、SAM 3の画像エンコーダーを基に、30,877種類のタグを予測する構成である。[10]

市場と利用

2026年には、BitSummit Game JamのスポンサーにPixAIが名を連ねた。[11]


2026年の東京ゲームショウでは、MetanomalyがPixAIを出展した。ITmedia NEWSの現地取材によれば、企業向けインターフェースの体験と、個人向けサービスで生成した画像の印刷が行われた。同記事は、ゲーム業界での生成AI利用に対する慎重な姿勢や、生成物の品質をめぐる議論にも触れている。[12]

マスコットキャラクター

公式マスコットキャラクターは「ミオ」(Mio)。公式紹介では、銀白色の髪、猫耳と尻尾を持つ高校生のアイドルとして設定され、明るい表の姿と、独占欲や執着を秘めた裏の姿が紹介されている。[13]

音楽・映像作品

PixAIは、公式キャラクターのミオや季節の企画を題材に、歌手・声優とのオリジナル楽曲とアニメーションのミュージックビデオを制作している。2026年9月には、reche、榊原ゆい、荒井麻珠、片霧烈火、結城アイラ、yozuca*、TRUE、小日向美香が歌唱する8曲の配信を発表した。[14]

主な楽曲には、recheの「まだ知らない色へ」、榊原ゆいの「にゃぱらぱら☆いたずらタイム」、片霧烈火の「暁光ノ祭宴」、yozuca*の「凸凹MUSIC DAYS」がある。[14]結城アイラの「The Quiet Joker」では、結城が歌唱・作詞、松田彬人が作曲・編曲を担当した。[15]TRUEの「NesT CAMP」では、TRUEが歌唱と唐沢美帆名義での作詞を担当し、yamazoが作曲・編曲を担当した。[16]

4周年のテーマソング「UnLocking World」は、トゲナシトゲアリのボーカルである理名が「AIYUE blessed:理名」名義で歌唱し、玉井健二がプロデュースを担当した。[17]また、2026年9月には、榊原ゆい、結城アイラ、yozuca*、理名、片霧烈火が出演する収録型音楽番組「PixAI Music Jam」の配信が発表された。番組では、出演者の歌唱とPixAIのクリエイターが制作した背景映像を組み合わせ、楽曲のイメージを言葉から画像にする企画も行われると報じられた。[18]


災害支援

2026年9月30日、運営会社のMetanomalyは、熊本県への義援金が累計4,000万円になったと発表した。7月の1,000万円に加え、チャリティーパックの決済手数料控除後の売上2,981万円と会社による19万円を合わせた3,000万円を寄付したとしている。[19]

脚注

  1. ↑ “Introduction” (英語). PixAI Docs. 2026年10月14日閲覧。
  2. ↑ “About Us” (英語). PixAI. 2026年10月14日閲覧。
  3. ↑ “Metanomaly株式会社”. Metanomaly株式会社. 2026年10月14日閲覧。
  4. ↑ “PixAI - AI Anime Art Generator” (英語). App Store. 2026年10月14日閲覧。
  5. ↑ “PixAI: AI Anime Art Generator” (英語). Google Play. 2026年10月14日閲覧。
  6. ↑ “その他のモデル”. PixAI Docs. 2026年10月14日閲覧。
  7. ↑ “Tsubaki.3”. PixAI Docs. 2026年10月14日閲覧。
  8. ↑ “プロンプト不要の対話型AI創作エージェント「Mio.2」正式リリース”. Metanomaly株式会社 (2026年4月15日). 2026年10月14日閲覧。
  9. ↑ “PixAI Studio Major Updates: Create Long Videos & Separate Layers” (英語). PixAI Blog (2026年9月4日). 2026年10月14日閲覧。
  10. 1 2 “Tsubaki.3 Technical Report” (英語). PixAI. 2026年10月14日閲覧。
  11. ↑ 自営爺 (2026年4月13日). “「BitSummit PUNCH」PRサポーターズ発表!SPYGEAやおにやら人気ストリーマーが参加”. Game*Spark. 2026年10月14日閲覧.
  12. ↑ 吉川大貴 (2026年9月19日). “東京ゲームショウと生成AI ゲームの祭典で商談見込むベンダーたち”. ITmedia NEWS. 2026年10月14日閲覧。
  13. ↑ “ミオ (Mio): PixAI公式マスコットキャラクター紹介”. PixAI Blog (2026年5月4日). 2026年10月14日閲覧。
  14. 1 2 “AI創作プラットフォーム「PixAI」、オリジナル楽曲 全8曲、9月15日(火)より各配信サービスにて一斉配信” (Press release). Metanomaly株式会社. 2026年9月29日. 2026年10月14日閲覧.
  15. ↑ “結城アイラx松田彬人、15年ぶり共演実現――AI創作プラットフォーム「PixAI」が贈るオリジナルMV「The Quiet Joker」制作秘話を両氏が語る” (Press release). Metanomaly株式会社. 2026年4月10日. 2026年10月14日閲覧.
  16. ↑ “TRUEが歌唱・作詞を担当した「NesT CAMP」公開!”. TRUE Official Website (2026年6月28日). 2026年10月14日閲覧。
  17. ↑ 吹越友一 (2026年9月17日). “PixAI 4周年、「ガルクラ」主演・理名が歌う記念テーマソングMVを公開”. AI Watch. 2026年10月14日閲覧.
  18. ↑ “AI創作プラットフォーム『PixAI』4周年記念音楽番組配信へ 榊原ゆい、結城アイラら5組が集結”. Real Sound テック. 2026年9月18日. 2026年10月14日閲覧.
  19. ↑ “AI創作プラットフォーム「PixAI」、令和8年熊本地震へ義援金総額4,000万円を寄付” (Press release). Metanomaly株式会社. 2026年9月30日. 2026年10月14日閲覧.

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