ケシ科
(Papaveraceae から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/18 06:43 UTC 版)
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| ケシ科 | |||||||||||||||
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| 分類(APG III) | |||||||||||||||
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| 属 | |||||||||||||||
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ケシ科(ケシか、Papaveraceae)は、一年草または多年草で、双子葉植物に属する科。また、一部は小型の低木。葉は羽状裂(羽のような形に、切れ込み)のある葉の裂片周囲に鋸歯がある葉を持つまた、果実は蒴果または痩果となる。双子葉植物に属する科。北半球の暖帯から亜寒帯に多く、約40属800種ある[1]。医薬品で強力なオピオイド鎮痛剤の麻薬(モルヒネ)原料のアヘンを含むケシをはじめとして、プロトピンやサンギナリンなどの麻薬、麻酔薬である成分の各種アヘンアルカロイドを含み、重要な薬効成分であるのだが、そのままの使用では有毒になる物質を含む種が多い。
分類の経過
近縁な群としてケマンソウ亜科があり、これはケマンソウ亜科として含める(新エングラー体系)。クロンキスト体系ではこの広義ケシ科をケシ目としている。現在のAGPIIIではケシ科に含めている。花の形態が、キンポウゲ科に類似する種と、フウチョウソウ科やアブラナ科に類似する種があるため、ケシ科はこれら2つの群を進化的に結ぶものと考えられてきた。しかし近年の分子系統学的研究から、アブラナ目とは直接は関係ないことが明らかになり、APG植物分類体系ではケシ科をキンポウゲ目に入れている。
下位分類
ケシ科は、かつてケマンソウ科に分類された種を含むケマンソウ亜科、あへん法で栽培が禁止されている種を含むケシ科の2つの亜科に分類される。
Fumarioideae ケマンソウ亜科
Fumarieae
- Corydalinae
- Fumariinae
Hypecoeae
Papaveroideae ケシ亜科
Chelidonieae
Eschscholzieae
Papavereae
Platystemoneae
ギャラリー
ケマンソウ亜科
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オサバグサ
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エゾエンゴサク
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オトメエンゴサク
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シマキケマン
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ジロボウエンゴサク
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キケマン
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ツルキケマン
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ナガミノツルケマン
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ヒマラヤエンゴサク
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ミヤマキケマン
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ミチノクエンゴサク
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ムラサキケマン
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ヤマエンゴサク
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コマクサ
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ケマンソウ
ケシ亜科
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ハナビシソウ
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ヒメハナビシソウ
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ハンネマニア
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アザミゲシ
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アイスランドポピー
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アツミゲシ
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オニゲシ
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ウェルリッシュポピー
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スヴァールバルポピー
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トゲミゲシ
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ナガミヒナゲシ
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ハカマオニゲシ
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ヒナゲシ
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モンツキヒナゲシ
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メコノプシス・ベトニキフォリア
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メコノプシス・グランディス
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メコノプシス・シンプシフォリア
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メコノプシス・ガキーディアナ
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メコノプシス・ホリドゥラ
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クサノオウ
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カナダケシ
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タケニグサ
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ヤマブキソウ
脚注
- ↑ 福原達人 (2016)「ケシ科」『改訂新版 日本の野生植物 2』103頁。
参考文献
- 大橋広好・門田裕一・木原浩他編『改訂新版 日本の野生植物 2』、2016年、平凡社
関連項目
- Papaveraceaeのページへのリンク