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ノクターナス

(Nocturnus から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/25 22:08 UTC 版)

ノクターナス
Nocturnus
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 フロリダ州
ヒルズボロ郡 タンパ
ジャンル テクニカルデスメタル
プログレッシヴデスメタル

デスメタル[1]
プログレッシブ・メタル[1]
活動期間 1987年 - 1993年
2000年 - 2002年
レーベル イヤーエイク・レコード
モリバンド・レコード
シーズン・オブ・ミスト
カルマゲドン・メディア
キャンドルライト・レコード
トイズファクトリー
共同作業者 トム・モリス (プロデューサー)
公式サイト Official MySpace
メンバー
旧メンバー
  • ダン・アイゾ (ボーカル)
  • ジーノ・マリノ (ギター)
  • ヴィンセント・クロウリー (ギター)
  • リチャード・ベイトマン (ベース)
  • ジェフ・エステス (ベース)
  • マイク・ブラウニング (ドラムス)
  • ジェームス・マルチネク (ドラムス)
  • リック・ビザロ (ドラムス)

ノクターナス (Nocturnus)は、アメリカ合衆国タンパ出身のテクニカルデスメタル、プログレッシヴデスメタルバンドデスメタル黎明期に、デスモービッド・エンジェルと活動を共にした。テクニカルデスメタルをベースに、キーボードを導入し、未来的な音を織り込んだ先進的な楽曲を発表していた[2][3]。このため、一部ではテクノデスメタルとも呼ばれていた[2]

バンド名「Nocturnus」は、創設者のマイク・ブラウニングがスレイヤーの楽曲「At Dawn They Sleep」(『Hell Awaits』収録)の歌詞中で使われていた単語「Nocturnal」のラテン語形から決定した[4]。また、マイク・ブラウニングによれば、この「Nocturnus」には、神秘的な意味合いも含まれており、バンド名にする一因になったと語っている[4]

バンド解散後に、元中心人物のブラウニングが後継バンドとしてノクターナス・AD英語: Nocturnus AD)を結成しており、本バンドについては、当該項目で述べる。

略歴

1987年に、アメリカ合衆国フロリダ州タンパで、元モービッド・エンジェルのマイク・ブラウニング (DsVo)によって、ブラウニングのアイデアを反映するために立ち上げられた[2][3][4]。立ち上げられてから少しして、エージェント・スティールを脱退したばかりのリチャード・ベイトマン (B)が加入[4]。ベイトマンの加入と同時期に、既に作曲を開始している[4]。これから少しして、インキュバスというバンドでブラウニングと同僚だったジーノ・マリノ (G)が加入[4]。更に、ブラウニングの旧友、ヴィンセント・クロウリー (G)が加入し、体制が整う[4]。同年に、1stデモテープ『Nocturnus』をリリース[5]。しかし、この布陣は長続きせず、クロウリーが、自身のバンド・アケロン(英語: Acheron)を結成し同年中に脱退[4]。それから間をおかずにベイトマンも脱退し、ナスティ・サヴェージ(英語: Nasty Savage)に加入した[4]。この脱退を受けて、マイク・デイヴィス (G)とデイヴィスの友人であるジェフ・エステス (B)が加入した[4]。その後、新たにキーボーディストのルイス・パンツァー (Key)が加入し、2ndデモ『The Science of Horror』をリリース[4][6]。リリース後、マリノも脱退しショーン・マクネナリー (G)が加入。

このデモをきっかけに、イギリスインディペンデントレーベルイヤーエイク・レコード」と契約。1990年に1stアルバム『The Key』をリリース。リリース後には、ナパーム・デスゴッドフレッシュらと北米ツアーを敢行している。1stアルバムリリース後、エステスが脱退した[2]。この際には、セッションメンバーとして、ジム・オサリヴァンやクリス・アンダーソンというベーシストが起用された[2]。また、ブラウニングがドラムスに専念することになり、専任ボーカリストとしてダン・アイゾ (Vo)が加入[2]1992年に2ndアルバム『Thresholds』をリリース。レコーディング時には、正式ベーシストがおらずクリス・アンダーソンがセッションで参加した。その後、オーディションを経て、エモ・モウリー (B)が加入している[2]。また、日本でもトイズファクトリーから1stアルバムと2ndアルバムが同時に日本盤がリリースされた。それぞれ『鍵~THE KEY』、『冥府の門』という邦題がついていた。しかし、2ndアルバムリリースから間もなく、中心メンバーだったブラウニングが脱退し、ジェームス・マルチネク (Ds)が加入。1993年に、モリバンド・レコードから1stEP『Nocturnus』をリリースした。しかし、同年中にバンドは解散した。

1999年に、元中心人物のブラウニングを中心に、ノクターナス・AD英語: Nocturnus AD)が結成された。本バンドについては、当該項目で述べる。

2000年になって再結成。再結成時のメンバーは、エモ・モウリー (Vo、B)、マイク・デイヴィス (G)、ショーン・マクネナリー (G)、ルイス・パンツァー (Key)、リック・ビザロ (Ds)の5名。アイゾとマルチネクは参加せず、ドラマーには、新たにビザロが加入、ボーカリストはモウリーが兼任することとなった。フランスのインディペンデント・レーベル「シーズン・オブ・ミスト」と契約。3rdアルバム『Ethereal Tomb』をリリースした。2002年にビザロが脱退し、クリス・ビエニエク (Ds)が加入するが、2002年に再び解散した。解散後の2004年に、デモ音源を集めたコンピレーションアルバム『The Nocturnus Demos』がリリースされている。

メンバー

解散時のメンバー

1992年から1993年の間は、ベースとバッキングボーカルを担当していた。
  • マイク・デイヴィス (Mike Davis) - ギター (1988 - 1993, 2000 - 2002)
  • ショーン・マクネナリー (Sean McNenney) - ギター (1989 - 1993, 2000 - 2002)
  • ルイス・パンツァー (Louis Panzer) - キーボード (1988 - 1993, 2000 - 2002)
  • クリス・ビエニエク (Chris Bieniek) - ドラムス (2002)

旧メンバー

  • ダン・アイゾ (Dan Izzo) - ボーカル (1992 - 1993)
  • ジーノ・マリノ (Gino Marino) - ギター (1987 - 1988)
2017年7月7日逝去。
後継バンドのノクターナス・AD、アフター・デスでも活動していた。
  • ヴィンセント・クロウリー (Vincent Crowley) - ギター (1987)
  • リチャード・ベイトマン (Richard Bateman) - ベース (1987)
2018年9月5日逝去。
後継バンドのノクターナス・AD、アフター・デスでも活動していた。
  • ジェフ・エステス (Jeff Estes) - ベース (1988 - 1991)
  • マイク・ブラウニング (Mike Browning) - ドラムス (1987 - 1992)
2026年7月12日逝去。
結成時からダン・アイゾ加入までは、ボーカルを兼任していた。
モービッド・エンジェルでも活動。脱退後、後継バンドのノクターナス・AD、アフター・デスでも活動していた。
  • ジェームス・マルチネク (James Marcinek) - ドラムス (1992 - 1993)
  • リック・ビザロ (Rick Bizarro) - ドラムス (2000 - 2002)

セッションメンバー

  • ジム・オサリヴァン (Jim O'Sullivan) - ベース (1991)
  • クリス・アンダーソン (Chris Anderson) - ベース (1991)
2ndアルバム『Thresholds』に参加。

ディスコグラフィー

アルバム
  • 鍵~THE KEY The Key (1990)
  • 冥府への門 Thresholds (1992)
  • Ethereal Tomb (2000)
コンピレーション・EP
  • Nocturnus (EP, 1993)
  • The Nocturnus Demos (Compilation, 2004)
デモ
  • Nocturnus (1987)
  • The Science of Horror (1988)

ノクターナス・AD

ノクターナス・AD
Nocturnus AD
別名 アフター・デス (After Death) (2000-2013)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 フロリダ州
ヒルズボロ郡 タンパ
ジャンル テクニカルデスメタル
活動期間 1999年 -
レーベル プロファウンド・ロア・レコード
メンバー
  • ダミアン・ハフテル (ギター)
  • ベリアル・コブラク (ギター)
  • カイル・ソコル (ベース)
  • ジョシュ・ホールドレン (キーボード)
旧メンバー
  • マイク・ブラウニング (ボーカルドラムス)
  • ジーノ・マリノ (ギター)
  • マイク・ワルコースキー (ギター)
  • スコット・ワリン (ギター)
  • ジョシュ・キャノン (ギター)
  • デイヴ・ソーヤー (ギター)
  • ブライアン・ヒップ (ギター、ベース)
  • エド・ミラー (ギター、ベース)
  • リチャード・ベイトマン (ベース)
  • ジェシー・ジョリー (ベース)
  • トマス・スウェイン (ベース)
  • ザック・エルダー (ベース)
  • ダニエル・タッカー (ベース)
  • ナパーム (キーボード)
  • リサ・ロンバード (キーボード)
  • ノクターナル (キーボード)
  • ローンゴート (キーボード)

ノクターナス・AD英語: Nocturnus AD)は、アメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身のテクニカルデスメタルバンド

略歴

1999年に、ノクターナスの元中心人物のマイク・ブラウニングを中心に結成。結成時の名前は、ノクターナス・AD英語: Nocturnus AD)。結成メンバーは、ブラウニング (Vo, Ds)、ジーノ・マリノ (G)、マイク・ワルコースキー (G)、リチャード・ベイトマン (B)の4名。ワルコースキー以外の3名はノクターナスの結成メンバーであった。2000年にノクターナスが再結成されると、アフター・デス (英語: After Death)に改名。改名してから間もなくブラウニング以外のメンバーが脱退したため、総入れ替えとなり、併せてキーボーディストが加入した。2002年に1stデモテープをリリース。この時のメンバーは、ブラウニング (Vo, Ds)、ダミアン・ハフテル (G)、ブライアン・ヒップ (G)、ジェシー・ジョリー (B)、リサ・ロンバード (Key)の5名。その後もデモテープをリリースするが、2007年にデモテープを集めたコンピレーションアルバム『Retronomicon』と、2012年チリデスメタルバンド、Unaussprechlichen Kultenとのスプリットアルバム『Dwellers of the Deep / The Madness from the Sea』をリリースしたのみで、正式なレーベル契約は結べないままであった。

2013年にバンド名を元のノクターナス・ADに戻す。2019年に、結成20年目にして1stアルバム『Paradox』をプロファウンド・ロア・レコードよりリリースし、デビューを飾った[7]。この時のメンバーは、ブラウニング (Vo, Ds)、ベリアル・コブラク (G)、ダミアン・ハフテル (G)、ダニエル・タッカー (B)、ジョシュ・ホールドレン(Key)の5名。2024年に2ndアルバム『Unicursal』を引き続きプロファウンド・ロア・レコードよりリリースした[8]

2026年7月12日、中心人物のブラウニングが死去した[9]

メンバー

現メンバー

  • ダミアン・ハフテル (Damian Haftel) - ギター
  • ベリアル・コブラク (Belial Koblak) - ギター
  • カイル・ソコル (Kyle Sokol) - ベース
  • ジョシュ・ホールドレン (Josh Holdren) - キーボード

旧メンバー

2026年7月12日逝去[9]。元ノクターナス。
  • ジーノ・マリノ (Gino Marino) - ギター
2017年7月7日逝去。元ノクターナス。
  • マイク・ワルコースキー (Mike Walkowski) - ギター
  • スコット・ワリン (Scott Wallin) - ギター
  • ジョシュ・キャノン (Josh Canon) - ギター
  • デイヴ・ソーヤー (Dave Sawyer) - ギター
  • ブライアン・ヒップ (Bryan Hipp) - ギター、ベース
  • エド・ミラー (Ed Miller) - ギター、ベース
  • リチャード・ベイトマン (Richard Bateman) - ベース
2018年9月5日逝去。元ノクターナス。
  • ジェシー・ジョリー (Jesse Jolly) - ベース
  • トマス・スウェイン (Thomas Swain) - ベース
  • ザック・エルダー (Zach Elder) - ベース
  • ダニエル・タッカー (Daniel Tucker) - ベース
  • ナパーム (Napalm) - キーボード
  • リサ・ロンバード (Lisa Lombardo) - キーボード
  • ノクターナル (Nocturnal) - キーボード
  • ローンゴート (Lonegoat) - キーボード

ディスコグラフィ

アルバム
  • Paradox (2019)
  • Unicursal (2024)
EP・コンピレーション・シングル
  • Retronomicon (Compilation) (2007)[注釈 1]
  • Dwellers of the Deep / The Madness from the Sea (2012)[注釈 1]
  • Nocturnus Will Rise (Single) (2024)
映像作品
  • Chile on Fire 07/05/16 (2017)
デモテープ

注釈

  1. 1 2 3 4 5 6 7 アフター・デス (After Death)名義。

脚注

  1. 1 2 Nocturnus reviews, music, news - sputnikmusic・2015年7月11日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 6 7 川口徹『鍵~THE KEY』(CDライナー)ノクターナス、トイズファクトリー、日本、1992年。TFCK-88584。
  3. 1 2 北井康仁『冥府への門』(CDライナー)ノクターナス、トイズファクトリー、日本、1992年。TFCK-88585。
  4. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 Browning, Mike (2004). The story of Nocturnus (Media notes) (英語). ノクターナス. アメリカ合衆国: キャンドルライト・レコードUSA. p. 3. CANUS0072CD.
  5. http://www.metal-archives.com/albums/Nocturnus/Nocturnus/9697 2014年4月4日閲覧。
  6. http://www.metal-archives.com/albums/Nocturnus/The_Science_of_Horror/644 2014年4月4日閲覧。
  7. NOCTURNUS AD “Paradox” Now Unleashed”. Profound Lore Records (2019年5月24日). 2026年8月22日閲覧。
  8. NOCTURNUS AD – New Album “Unicursal” Out Now”. Profound Lore Records (2025年2月14日). 2026年8月22日閲覧。
  9. 1 2 Death metal legend Mike Browning has died, aged 62”. Kerrang! (2026年7月14日). 2026年8月22日閲覧。

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