NAT-Tとは? わかりやすく解説

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NAT-T

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/09/16 12:04 UTC 版)

NAT-T (NAT Traversal in the IKE) は、IPsecに保護されたIPデータグラムがNAT (Network Address Translation) を通過することを可能にする手法である。

IPパケットは、NAT機器を通過する間に、IPsecと互換性がない方法で変更されてしまう。NAT-Tは、元のIPsecでエンコードしたパケットを、UDPとIPヘッダーから成る別の層によってカプセル化することにより保護する。

IKE (Internet key exchange) フェーズのネゴシエーションはRFC 3947に定義されている。そして、UDPのカプセル化はRFC 3948に定義されている。

大抵の主要なネットワーキング・ベンダーの機器は、IKEv1のNAT-Tをサポートしている。Microsoft Windows XP Service Pack 2では、NAT-Tの機能が使用可能である[1]


参照

  • RFC 3715: IPsec-Network Address Translation (NAT) Compatibility Requirements
  • RFC 3947: Negotiation of NAT-Traversal in IKE
  • RFC 3948: UDP Encapsulation of IPsec ESP Packets
  1. ^ http://support.microsoft.com/kb/818043/en-us



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