Keyboard instrumentとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Keyboard instrumentの意味・解説 

鍵盤楽器

(Keyboard instrument から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/03 18:58 UTC 版)

手鍵盤の例。現代の代表的な鍵盤楽器であるピアノの鍵盤

鍵盤楽器(けんばんがっき)は、鍵盤を操作することによって演奏する楽器の総称である。オルガンチェンバロピアノなどが代表的な鍵盤楽器である。1980年代以降はシンセサイザーなど電子楽器としての鍵盤楽器も一般的になっている。

歴史

15世紀に描かれたポルタティフ・オルガン

鍵盤楽器と言えるもので最も古いものは、紀元前3世紀頃に発明されたヒュドラウリス(水オルガン)である。

ヒュドラウリスはその後ヨーロッパにおいてオルガンとして発展し、11世紀にテオフィルスが書いたオルガンの機構図には、並べた平板をそれぞれ前後させて操作する様子が見られる。12世紀頃に書かれたハーディング聖書の挿絵には、上下に作動させるスライダーが描かれている。

より複雑な楽句や音楽を演奏するためには、鍵盤の形状・配列の工夫や小型化が必要であり、手や拳などによる一動作によって一音を奏するよりも、指一本ずつによって奏する形となった。

中世の奏楽図からは、横に並べられたボタン状のキーを押し下げて発音させる楽器になっていったことを見てとることができる。15世紀の「ヘントの祭壇画」では、ほぼ現在の形の鍵盤を見ることが出来る。

オルガンの手鍵盤が現在のものと同様な形状にほぼ定着した頃には、弦を利用したクラヴィコードやチェンバロといった鍵盤楽器も一般的になっていた。

また手鍵盤の補佐のために、足で操作する鍵盤も考案され、小型のボタンやペダルの配列などによる様々な形状の鍵盤が作られたが、最終的には手鍵盤と類似した棒が並んだ形状の大きな足鍵盤が設置されるようになった。

鍵盤楽器の一覧

弦鳴楽器

気鳴楽器

体鳴楽器

電子楽器

関連項目


「Keyboard instrument」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Keyboard instrument」の関連用語

Keyboard instrumentのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Keyboard instrumentのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鍵盤楽器 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS