ヤン・デ・フィスヘルとは? わかりやすく解説

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ヤン・デ・フィスヘル

(Jan de Visscher から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/13 00:44 UTC 版)

ヤン・デ・フィスヘル
Jan de Visscher
自らの原画によるとされる18世紀後半の肖像版画
生誕 1633年から1636年の間
ハールレム
死没 1692年から1712年の間
アムステルダム

ヤン・デ・フィスヘル(Jan de Visscher または Johannes de Visscher、Johannes Visscher とも、1633年から1636年の生まれ、1692年から1712年の間に没)は、オランダの版画家、画家である。

略歴

ハールレムに生まれた。版画制作の仕事をする一族の出身で、兄に版画家のコルネリス・デ・フィスヘル(Cornelis de Visscher II: 1628/1629-1658)とランベルト・デ・フィスヘル(Lambert de Visscher:c.1633-1690/1710)がいる[1][2][3][4].。生涯については殆ど知られていないが、1692年に56歳でアムステルダムに住んでいた記録が伝えられていることから1636年頃の生まれであったとされている[1]。1658年10月にアムステルダムで不動産業者のアドリアーン・ヘンドリックスゾーン・デ・ウェース(Adriaen Hendricksz. de Wees)の娘と結婚した[1]。18世紀初めのアルノルト・ホウブラーケンの著書によれば1690年から、風景画家のミヒール・カルレー(Michiel Carree: 1657–1727) から油絵を学び、その後は画家として活動したとされるがフィスヘル作の油絵は1点しか残されていない[1]。1692年以降にはフィスヘルに関する記録は残っていないが、ホウブラーケンが伝記を書いた1712年には亡くなっていたとされている[1]

版画作品は150点余りが残されていて、15点ほどが自らの原画によるもので、その他にニコラース・ベルヘム(1620-1683)やアドリアーン・ブラウエル(1805-16386)、アドリアーン・ファン・オスターデ(1610-1685)、ヤン・ファン・ホーイェン(1596-1656)といった画家の原画をもとに版画を制作した[3]。兄のコルネリス・デ・フィスヘルの原画による作品もある。

作品

脚注

参考文献

  • Lier Hermann Arthur, "Visscher, Jan de", su Allgemeine Deutsche Biographie 40, 2020. URL consultato il 17 aprile 2020.
  • "Visscher", su Enciclopedie on line - Treccani.it, 2020. URL consultato il 17 aprile 2020.
  • "Jan de Visscher", su Rijksbureau voor Kunsthistorische Documentatie, 2020. URL consultato il 9 aprile 2020.
  • Abraham Jacob van der Aa, Karel Johan Reinier van Harderwijk;Gilles Dionysius Jacobus Schotel, Biografisch Woordenboek der Nederlanden, vol.XIX°, Haarlem, J.J. van Brederode, 1876, pp. 253-254. URL consultato il 17 aprile 2020.



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