イザベル・ド・ボーヴォーとは? わかりやすく解説

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イザベル・ド・ボーヴォー

(Isabelle de Beauvau から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/31 23:51 UTC 版)

イザベル・ド・ボーヴォー
Isabelle de Beauvau
ステンドグラスに描かれたヴァンドーム伯夫人イザベル

出生 1436年
死去 1475年
配偶者 ヴァンドーム伯ジャン8世
子女 本文参照
家名 ボーヴォー家
父親 ルイ・ド・ボーヴォー
母親 マルグリット・ド・シャンブレー
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イザベル・ド・ボーヴォーフランス語Isabelle de Beauvau)又はイザボー・ド・ボーヴォーIsabeau de Beauvau, 1436年頃 - 1475年)は、ヴァロワ朝時代フランスの貴族女性。シャンピニー英語版及びラ・ロッシュ=シュル=ヨンの領主。王家の連枝の1人ヴァンドーム伯ジャン8世に嫁いだ。

生涯

ナポリ王ルネ・ダンジューの重臣ルイ・ド・ボーヴォーとその最初の妻でロレーヌ公国貴族出身のマルグリット・ド・シャンブレーの間の娘[1]。ルネ・ダンジューはロレーヌ公位継承問題で自身の立場を有利にするのに苦心しており、ロレーヌの貴族層との良好な関係を演出すべく、詩人アラン・シャルティエ英語版オルレアン公爵夫人に献呈した詩集の詩の中に、自分の家族に加えてボーヴォーの妻と娘イザベルを登場させている[2]

1454年11月9日アンジェにて、ヴァンドーム伯ジャン8世と結婚[3]。間に8子をもうけた。

  • ジャンヌ(1460年 - 1487年) - 1477年シャルトル伯ルイ・ド・ジョワユーズと結婚
  • カトリーヌ(1461年 - 1525年) - 1484年リムーザンのセネシャル、ジルベール・ド・シャバンヌと結婚
  • ジャンヌ(1465年 - 1511年) - 1487年ブルボン公ジャン2世と結婚、1495年オーヴェルニュ伯ジャン3世と再婚
  • ルネ(1468年 - 1534年) - フォントヴロー女子修道院長
  • フランソワ(1470年 - 1495年) - ヴァンドーム伯[4]
  • ルイ(1473年 - 1520年) - ラ・ロッシュ=シュル=ヨン公[4]
  • シャルロット(1474年 - 1520年) - 1489年ヌヴェール伯アンジルベールと結婚
  • イザベル(1475年 - 1532年) - カーンのダーム女子修道院長

末娘の出産に際して死去、遺骸はヴァンドーム伯爵家の墓廟であったヴァンドームのサン=ジョルジュ参事会教会(collégiate Saint-Georges de Vendôme)に葬られたが、この墓は現在は失われている。イザベルはカトリーヌ・ド・メディシスの曾祖母、ブルボン朝の開祖アンリ4世王の玄祖母に当たり、特に後者の事実を重んじたブルボン朝の王たちにより、ボーヴォー家は「王のいとこ(cousin du Roi)」の称号を認められた[5][6]

引用・脚注

  1. ^ Perrier 1906, p. 35.
  2. ^ McRae 2004, p. 12.
  3. ^ Du Tillet 1994, p. 220.
  4. ^ a b Barbier 2002, p. 235.
  5. ^ Guy Antonetti, « Les princes étrangers », dans État et société en France aux XVIIe et XVIIIe siècles. Mélanges offerts à Yves Durand, Paris, Presses de l'Université de Paris-Sorbonne, 2000, p. 57 Lire en ligne.
  6. ^ Bougler, « Les écussons angevins au musée de Versailles. Beauvau », dans Revue de l'Anjou, 1853, p. 45-64 Lire en ligne.

参考文献




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