IndiHome
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/09/10 06:37 UTC 版)
IndiHomeは、インドネシアの家庭向けブロードバンドサービスのブランド。インターネット接続のほか、固定電話やIPTVを組み合わせたサービスを提供する。従来はテルコム・インドネシアが運営していたが、2023年7月1日にテルコムセルへ移管された[1][2]。
沿革
2015年には、インターネット接続、固定電話、IPTVを一括して提供するトリプルプレイサービスとして展開されていた。同年3月中旬時点の契約者数は20万を超えていたと報じられている[3]。同年5月には、テルコムがIndiHome Fiber向けの4Kテレビサービスについて、試験を実施し商用化の準備を進めていると発表した[4]。
2023年6月27日、テルコムとテルコムセルは、IndiHome事業の移管に向けた事業分離証書に署名した。この再編は固定通信と移動体通信を統合する固定・移動体融合(FMC)戦略の一環であり、同年7月1日からIndiHomeはテルコムセルの事業となった[1][2]。移管に伴い、ロゴには「by Telkomsel」の表記が加えられた[2]。
同年7月21日には、IndiHomeの固定ブロードバンドと携帯電話向けのデータ通信などを組み合わせた「Telkomsel One」が提供を開始した[5]。
サービス
IndiHome Fiberは光ファイバー網を利用し、インターネット接続、固定電話、IPTVを提供する。2015年時点では最大100 Mbpsのインターネット接続を含むプランが販売され、IPTVにはビデオ・オン・デマンドや番組の一時停止・巻き戻しなどの機能が用意されていた[4]。音楽配信やホームオートメーションなどの付加サービスも提供されていた[3]。
2023年のテルコムセルへの移管対象には、固定ブロードバンド、固定電話、IPTVおよび各種デジタルサービスの事業と顧客管理が含まれた[1]。
サービスをめぐる問題
Netflixへのアクセス遮断
2016年1月、テルコム・グループはIndiHome、テルコムセル、WiFi.idを通じたNetflixへのアクセスを遮断した。テルコム側は、配信内容やインドネシア国内の規則への対応を理由に挙げた[6]。2020年7月7日には遮断が解除された。テルコムは、Netflixによる保護者向けの視聴制限機能の提供など、同国市場への対応の変化を解除の理由として説明した[7]。
通信速度制限
2016年2月1日、IndiHomeの無制限プランに、一定のデータ使用量を超えた場合に通信速度を制限するフェア・ユース・ポリシー(FUP)が導入された。事前の説明が不十分だったとして利用者から抗議が寄せられた一方、テルコムは、一部利用者による過剰な利用から通常の利用者を保護するための措置だと説明した[8]。
インターネット文化
IndiHomeの料金プランを宣伝する映像を素材にした「IndiHome Paket Phoenix」(IndiHome Paket Streamixとも呼ばれる)は、2020年にインターネット・ミームとして広まった。映像にはMas AgusとMas Prasと呼ばれる2人が登場し、Hendro Engkengの楽曲「Goyang Ubur Ubur」のリミックスが使われている[9]。
ミーム解説サイトのKnow Your Memeによれば、2020年4月に投稿された動画を起点に、同年5月下旬からインドネシアで流行し、10月には国外にも広まった。無関係な動画の途中で突然この映像に切り替える形式などで用いられた[9]。
脚注
- 1 2 3 “Percepat Pemerataan Konektivitas Digital Indonesia, Telkom Resmi Integrasikan IndiHome ke Telkomsel” (インドネシア語). Telkomsel (2023年6月27日). 2026年9月10日閲覧。
- 1 2 3 Jihaan Khoirunnisa (2023年7月11日). “Resmi Gabung dengan Telkomsel, Ini Logo Baru IndiHome” (インドネシア語). detikInet. 2026年9月10日閲覧。
- 1 2 “Tiap Hari, 2.000 Pelanggan Antre Pasang IndiHome” (インドネシア語). detikInet (2015年3月23日). 2026年9月10日閲覧。
- 1 2 Royke Sinaga (2015年5月20日). “Telkom persenjatai Indihome dengan teknologi 4K TV” (インドネシア語). ANTARA News. 2026年9月10日閲覧。
- ↑ Virgina Maulita Putri (2023年7月21日). “Telkomsel One, Hasil Kawin Telkomsel-IndiHome Resmi Meluncur” (インドネシア語). detikInet. 2026年9月10日閲覧。
- ↑ “Telkom Group Blokir Netflix” (インドネシア語). detikInet (2016年1月27日). 2026年9月10日閲覧。
- ↑ “Indonesia's Telkom Group unblocks Netflix as it amps digital push”. Reuters (英語). 2020年7月7日. 2026年9月10日閲覧.
- ↑ Yoseph Edwin (2016年2月2日). “FUP dan kuota internet tak terbatas” (インドネシア語). Beritagar.id. 2017年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年9月10日閲覧。
- 1 2 “IndiHome Paket Phoenix / Streamix” (英語). Know Your Meme. 2026年9月10日閲覧。
外部リンク
- IndiHomeのページへのリンク