HADO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/15 05:08 UTC 版)
HADO | |
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起源 | 2015年(サービス提供開始) |
特徴 | |
身体接触 | 非接触型 |
選手数 | 3対3(基本ルール) |
カテゴリ | Eスポーツ |
用品 | ヘッドマウントディスプレイ、アームセンサー |
競技場 | HADO ARENA(日本・海外) |
HADO(ハドー)は、2014年に株式会社meleapが開発し、2015年からサービス提供が始まった、AR(拡張現実)技術を活用したテクノスポーツ競技である。身体の動きとバーチャル演出が融合した新感覚スポーツとして、国内外で広く普及している。
概要
HADOはヘッドマウントディスプレイ(HMD)とアームセンサーを装着し、エナジーボールの発射やシールド展開など身体動作と連動するスポーツ体験を提供する。
ルール
- 3人制チームによる3対3対戦が基本(他の形式も存在)。
- 制限時間は80秒で、より多く得点したチームが勝利。
- プレイヤーは「ショット」「シールド」「チャージ」「スピード」のステータスを自由に割り振る。
- 攻撃は視線と腕の動作によるエナジーボール、シールドで防御。
ゲームモード
- **HADO** – 基本のPvPモード。 - **HADO WORLD** – ヒーロー役になり、クラス特性とスキルを使って戦う新モード[1]。 - **Monster Battle** – 複数人で巨大モンスターを協力撃破[2]。 - **Shoot** – 的撃ちスコアアタックモード[3]。
公認チーム制度
HADO運営事務局が実力と活動への貢献を認めたチームには「公認チーム」の称号が授与される。これにより、以下の特典が受けられる[4]:
- レンタル機材・コートの割引
- 特別プランへの参加
- トップリーグへの出場権
- イベントやメディア出演のオファー
公認チームの一覧には、プロチームや学校チームなど多数が登録されている[5]。
公式大会・イベント
- **HADO LEAGUE ODAIBA(HLO)** – 年2期制の日本最高峰リーグ戦(賞金総額1,000,000円)[6]。
- **グランドスラム大会** – 年2回実施のトーナメント(最大賞金25万円)[7]。
- **多様な参加枠大会** – ULTRA BEGINNERS CUP、エンジョイカップ等[8]。
教育現場での導入例
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- 福岡第一高等学校 HADO部
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2019年に「HADO部」を設置し、正式に公認チーム登録。全国大会出場や上位入賞、部活動としての成功事例[9][10]。2025年2月時点で日本33位、最大ランク10位。コミュニケーション能力の向上も報告されている[11]。
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- 静岡西高等学校
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体育授業にHADOを導入し、生徒の体力やチームワーク向上に寄与[12]。
展開と評価
企業イベントや施設への導入実績もあり、社内交流やチームビルディングツールとしても活用されている。
年表
- 2014年 – 開発開始(秋葉原地下)。
- 2015年 – サービス開始。
- 2016年 – 第1回WORLD CUP開催。
- 2017年 – 世界大会人気化。
- 2018年 – ARENA設立、Japan League設立。
- 2019年 – 部活動導入(福岡第一高校)、国際展開。
- 2020年 – コロナによる中断。
- 2021年 – 競技人口100万人突破、次世代大会登場。
- 2022年 – WORLD CUP復活、シーズン制再開。
- 2023年 – 年間大会展開。
- 2024年 – AR演出強化。
- 2025年 – 上海WORLD CUP、日本代表『MISTA』が優勝。
脚注
- ^ “HADO WORLD”. HADO公式. 2025年8月15日閲覧。
- ^ “HADO MONSTER BATTLE”. HADO公式. 2025年8月15日閲覧。
- ^ “HADO SHOOT”. HADO公式. 2025年8月15日閲覧。
- ^ “HADO公認チームとは”. HADO公式. 2025年8月15日閲覧。
- ^ “HADO公認チーム一覧”. HADO公式. 2025年8月15日閲覧。
- ^ “HADO LEAGUE ODAIBA概要”. HADO公式. 2025年8月15日閲覧。
- ^ “HADO GRAND SLAM概要”. HADO公式. 2025年8月15日閲覧。
- ^ “HADO大会情報”. HADO公式. 2025年8月15日閲覧。
- ^ “世界初、福岡第一高等学校がHADO部設立”. meleap. 2025年8月15日閲覧。
- ^ “福岡第一高等学校Aチーム”. HADO公式. 2025年8月15日閲覧。
- ^ “福岡第一高校 HADO部 活動報告”. HADO公式. 2025年8月15日閲覧。
- ^ “静岡西高校 教育導入事例”. SoraNews24. 2025年8月15日閲覧。
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