Greynoise
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/14 05:28 UTC 版)
開発元 | GreyNoise Intelligence, Inc |
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公式サイト | GreyNoise公式サイト |
GreyNoiseは、インターネットのバックグラウンドノイズを分析するソフトウェア。セキュリティツールをノイズで飽和させるIPのデータを収集、分析し、ラベル付けをする。 この独自の視点により、ユーザーは無関係並びに無害なアクティビティを気にすることなく、真の脅威を発見し調査することが可能となる。 ユーザーが使用しているデバイスがインターネットをスキャンしているのを確認した場合は、侵害されている可能性がある。GreyNoiseは、危険性のあるIPをユーザーに通知し、セキュリティチームが侵害に迅速に対応できるようにする。またセキュリティチームはGreyNoiseクエリ言語(GNQL)を介してインターネット上で見られるトレードクラフトを発見し、脆弱性を探し悪用しているIPを明らかにすることが出来る。進行性の脅威アクティビティを監視しながら、エクスポージャーを評価している。2021年には米国国防総省(DoD)の防衛イノベーションユニット(DIU)とのパートナーシップを発表した。[1]
なお、GreyNoiseはGreyNoise Intelligence, Inc が開発したソフトウェアであり概念であるグレイノイズとは異なる。
脚注
関連項目
外部リンク
グレイノイズ
(Greynoise から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/13 07:59 UTC 版)
カラードノイズ (有色雑音) |
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ホワイト |
ピンク |
ブラウニアン/レッド |
グレイノイズ |
グレイノイズは音響心理学的な等ラウドネス曲線に沿ったスペクトル密度を持つノイズ。(A特性の曲線を反転したような形になる)
その結果、グレイノイズは全ての周波数に対して等しいラウドネスを持つ (ホワイトノイズは等しいエネルギーを持つ)。この2つのノイズの違いは、音響心理学の研究により、人間の聴覚は過敏になる周波数が存在するという事実である。
等ラウドネス曲線は個人はもちろん、ノイズの音量にも依存するため、真のグレイノイズは存在しない[1]。数学的に簡明で明確に定義された等ラウドネスノイズの近似は、ヘルツ当たりではなくオクターブ当たりのエネルギー量が等しくなるピンクノイズである (すなわち線形ではなく対数的な振る舞いをする)。よってピンクノイズの方がホワイトノイズに比べ「全ての周波数で等しいラウドネスを持つ」といえる[2]。
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参考文献
- ^ Pigeon, Dr. Ir. Stéphane. “High Quality Grey Noise - wav mp3 Audio Files Download”. 2017年11月閲覧。
- ^ “White Noise Definition Vs. Pink Noise – Acoustic Fields” (2014年2月12日). 2017年11月閲覧。
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