GigE Visionとは? わかりやすく解説

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GigE Vision

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/13 15:33 UTC 版)

GigE Vision
初版 2006年5月 (2006-05)
最新版 2.1
2018年8月 (2018-08)
組織 Association for Advancing Automation
ウェブサイト www.automate.org/vision/vision-standards/vision-standards-gige-vision

GigE Vision(ギグイービジョン)[1]は、高性能産業用カメラ用インターフェース規格である。イーサネットネットワーク上で高速映像と関連する制御データを伝送するためのフレームワークを提供する。この規格を実装したハードウェアの開発・製造・販売やソフトウェアの配布には、年間ライセンス料の支払いが必要となる[2] 。この規格は12社のグループによって開始され、その後委員会は50社以上のメンバーを含むまでに成長した[3]。開始時の12社は以下の通りである: Adimec、Atmel、Basler AG、CyberOptics、Teledyne DALSA、JAI A/S、JAI PULNiX、MatroxNational Instruments、Photonfocus、Pleora Technologies、Stemmer Imaging。Association for Advancing Automation (A3)は、この規格の継続的な開発と管理を監督している。

GigE Visionはインターネット・プロトコル規格に基づいている。目標の1つは、産業用カメラの現在のプロトコルを統一することであり、もう1つはサードパーティが互換性のあるソフトウェアやハードウェアを開発しやすくすることである。

GigE Visionはオープンなプロトコルではないため、GigEカメラドライバの開発には特別なライセンスが必要である。

技術

GigE Visionには4つの主要な要素がある:

  • GigE Vision Control Protocol (GVCP) : UDPプロトコルで動作する。デバイスの制御と設定方法を定義している。カメラとコンピュータ間で画像と設定データを送信するメカニズムとストリームチャンネルを規定する。
  • GigE Vision Stream Protocol (GVSP) : UDPプロトコルで動作する。データタイプの定義と、GigE経由で画像を転送する方法をカバーする。
  • GigE Device Discovery Mechanism : IPアドレスを取得するメカニズムを提供する。
  • GenICam規格で定義されたスキーマに基づくXML記述ファイルで、カメラの制御や画像ストリームにアクセスできる[4]

References

  1. ^ GigE Vision”. 2023年4月26日閲覧。
  2. ^ GigE Vision License/Product Registration”. 2023年4月26日閲覧。
  3. ^ GigE Vision Standard Committees”. 2023年4月26日閲覧。
  4. ^ GenICam Standard Homepage”. 2023年4月26日閲覧。

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