シクロヘキシミド
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/10 16:38 UTC 版)
シクロヘキシミドは細菌の1種Streptomyces griseusによって作られる真核生物のタンパク質合成の阻害剤である。シクロヘキシミドはタンパク質合成の転位過程(リボソームに結合する2つのtRNA分子とmRNAの移動)に干渉することでその効果を示し、翻訳を阻害する。シクロヘキシミドは、in vitro(すなわち生体外)で研究される真核生物細胞におけるタンパク質合成を阻害する用途で生化学研究に広く用いられている。シクロヘキシミドは高価ではなく、迅速に作用し、単純に培地から除くことでその効果を失くすことができる。
- 1 シクロヘキシミドとは
- 2 シクロヘキシミドの概要
- 3 研究利用
シクロヘキシミドと同じ種類の言葉
シクロに関連する言葉 | シクロ シクロオキシゲナーゼ-2 シクロヘキシミド |
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