クロマティックス
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/26 13:06 UTC 版)
クロマティックス Chromatics |
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クロマティックスで演奏するアダム・ミラー(左)とルース・ラデレット(2013年)
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基本情報 | |
出身地 | ![]() オレゴン州ポートランド |
ジャンル | シンセポップ、ポストパンク・リバイバル、インディー・ロック、イタロ・ディスコ |
活動期間 | 2001年 - 2021年 |
レーベル | Gold Standard Laboratories、Italians Do It Better |
旧メンバー | アダム・ミラー ルース・ラデレット ナット・ウォーカー ジョニー・ジュエル デヴィン・ウェルチ ミシェル・ノーラン ハンナ・ブリリー ナット・サールストロム ロン・アヴィラ レナ・オカザキ |
クロマティックス(Chromatics)は、2001年結成のオレゴン州ポートランド出身のシンセポップ・バンドである。
シンセポップやポストパンクの要素を取り入れた3作目のアルバム『Night Drive』が音楽メディアから高い評価を受け、知名度をあげることとなった[1]。2012年、4作目のアルバム『Kill for Love』を発表。クロマティックスの楽曲は『ゴシップガール』や『ベイツ・モーテル』といったテレビドラマで使用されているほか、楽曲「Tick of the Clock」は2011年の映画『ドライヴ』で使用された。2021年、解散を発表。
経歴

2001年、アダム・ミラーによるソロ・プロジェクトが発展する形でクロマティックスを結成。2003年、アルバム『Chrome Rats vs. Basement Rutz』でデビュー[2]。
2004年、2作目のアルバム『Plaster Hounds』をリリース。2005年頃に大幅なメンバーの再編を経て、ミラー、ルース・ラデレット、ジョニー・ジュエル、ナット・ウォーカーのカルテットとなった。
2007年、3作目のアルバム『Night Drive』をリリース。音楽メディアから高い評価を受け、知名度をあげた[3]。
2012年、4作目のアルバム『Kill For Love』をリリース。前作に続き批評家から極めて高い評価を受けた[4]。
2019年、5作目のアルバム『Closer to Grey』をリリース[5]。
2021年8月10日、バンドは解散を発表した[6]。
メンバー
最終ラインナップ
- アダム・ミラー (Adam Miller) – ギター、ボコーダー、ボーカル (2001年-2021年)
- ルース・ラデレット (Ruth Radelet) – ボーカル、ギター、シンセサイザー (2005年-2021年)
- ナット・ウォーカー (Nat Walker) – ドラム、シンセサイザー (2005年-2021年)
- ジョニー・ジュエル (Johnny Jewel) – プログラミング、プロダクション、シンセサイザー、ギター、ドラム、ミキシング、エンジニア (2005年-2021年)
旧メンバー
- デヴィン・ウェルチ (Devin Welch) - ギター (2002年-2003年)
- ミシェル・ノーラン (Michelle Nolan) - ベース (2002年-2003年)
- ハンナ・ブリリー (Hannah Blilie) - ドラム (2002年-2003年)
- ナット・サールストロム (Nat Sahlstrom) - ベース (2003年-2004年)
- ロン・アヴィラ (Ron Avila) - ドラム、パーカッション (2003年-2004年)
- レナ・オカザキ (Lena Okazaki) - ベース (2004年)
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
- Chrome Rats vs. Basement Rutz (2003年、Gold Standard Laboratories)
- Plaster Hounds (2004年、Gold Standard Laboratories)
- Night Drive (2007年、Italians Do It Better)
- Kill for Love (2012年、Italians Do It Better)
- Cherry (2017年、Italians Do It Better)
- Closer to Grey (2019年、Italians Do It Better)
- Faded Now (2020年、Italians Do It Better)
脚注
- ^ “Chromatics: Night Drive” (英語). Pitchfork. 2020年10月27日閲覧。
- ^ “Chromatics: Chrome Rats vs. Basement Rutz” (英語). PopMatters (2003年7月31日). 2020年10月27日閲覧。
- ^ “Chromatics: Night Drive” (英語). Pitchfork. 2020年10月27日閲覧。
- ^ (英語) Kill For Love by Chromatics 2020年10月27日閲覧。
- ^ “Try the TIDAL Web Player” (英語). listen.tidal.com. 2020年10月27日閲覧。
- ^ “Chromatics Coming to an End, Band Members Say”. Pitchfork (2021年8月10日). 2025年8月26日閲覧。
外部リンク
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