ベルリン市交通局H型電車とは? わかりやすく解説

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ベルリン市交通局H型電車

(BVG Class H から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 04:09 UTC 版)

ベルリン市交通局H型電車
ベルリン市交通局H型電車
基本情報
製造所 ABBヘンシェルアドトランツボンバルディア
主要諸元
編成 6M
軌間 1,435(標準軌) mm
電気方式 直流750V
最高運転速度 72 km/h
設計最高速度 72 km/h
編成重量 141.4 t (H95), 140.0 t (H97, H01)
主電動機 1TB 1619
主電動機出力 90 kW
駆動方式 リンク式駆動方式
歯車比 7.33[1]
編成出力 2,160 kW
制御装置 チョッパ - インバータ制御
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
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H型車両の車内。写真はクロスシート試験車のものである

H型電車(エイチがたでんしゃ)は、ベルリン地下鉄U5〜U9において使用されている電車である。

概要

大型規格(Großprofil)の各線で使用する次世代車両として1994年に開発された。本形式は固定編成を組み、編成内の各車両の間には常時開放の貫通路が装備されるなど、デザイン面のみならず、機能面でも新機軸を盛り込んでいる。全車が6両固定編成を組む。1995年に試作車2本12両が製造された後、1998年〜99年には24本144両、2001年には20本120両の量産を経て、現在、6両編成46本、計276両が在籍している。なお、これらの車両の年次について、それぞれH95、H97、H01と呼んで区別している。

車内設備

大型規格車両としては初のオールロングシートとなった(5018編成の中間4両のみ試験的にクロスシートが採用されている)。一部座席は自転車・車いすの搭載が可能なように、折りたたみ式となっている。

1200mm幅の貫通路を各車両間に設けており、これ以前のベルリン地下鉄の車両の非常用貫通路とは違い、乗客が平常時においてもいつでも利用できるようになっている。

貫通路上部にはパターン式表示器が取り付けられており、次の駅、行き先、路線名、時刻などを案内する。

運用

12本がブリッツ南検車区、34本がフリードリヒスフェルデ検車区に配置され、それぞれU6〜7、U5・U8〜9で運用されている。

今後

増備は小型規格用のHK形も含めされない見通し。現在I形電車の計画が進められている。

脚注

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