2017年モーリタニア憲法改正国民投票とは? わかりやすく解説

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2017年モーリタニア憲法改正国民投票

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/08 06:37 UTC 版)

2017年モーリタニア憲法改正国民投票(2017ねんモーリタニアけんぽうかいせいじゅうみんとうひょう)では、2017年8月5日モーリタニアで行われた憲法改正を問う国民投票について概説する[1]。当初の投票日は同年7月15日であった[2]。有権者は、提案中の憲法英語版改正案を受け入れるか否かが問われた。2つ(後述)の提案は、どちらも86%の賛成で可決された[3]。投票率は54%だった[3]

提案事項

提案された国旗

投票は、2つの改正提案に分けられる。1つ目の提案は、間接選挙によって議員が選出される上院英語版を廃止し、地方議会に置き換えるとともに、イスラム最高評議会 (Islamic High Council)と国のオンブズマン (national Ombudsman) を統合し、ファトワー最高評議会 (Supreme Council of the Fatwa) とするものである。2つ目の提案は、国のシンボルの変更に係るものである。この変更では国旗国歌が変更され、前者は、国旗上部と下部に「イギリスからの開放のために戦い、流れた血」を象徴とする赤の横線が入り[4]、後者は歌詞に数語の変更がある[5]

国民議会英語版では、147人中141人の賛成で変更が可決された[6]が、上院では、56人中33人の反対で2017年3月に否決されている。反対した中には、与党の共和国連合英語版所属議員が24人含まれていた[7]

運動

前大統領(投票時点)のシディ・モハメド・ウルド・シェイク・アブダライは、「合法クーデター」であると非難し、この国民投票に反対を投じるように呼びかけた[8]。政府反対勢力の National Forum for Democracy and Unity も拒否する姿勢を見せた[9]。7月21日から正式な投票運動が始まった[10]

暫定結果

憲法改正

投票 票数 割合 (%)
賛成 584,084 85.61
中立 30,039 4.40
反対 68,124 9.99
無効票 64,408
合計 746,655 100.00
有権者数 1,389,092 53.75
出典: Al Akhbar

国旗・国歌の変更

投票 票数 割合 (%)
賛成 573,935 85.67
中立 28,894 4.31
反対 67,146 10.02
無効票 76,314
合計 746,289 100.00
有権者数 1,389,092 53.72
出典: Al Akhbar

出典




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