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高橋正明 (気象学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/15 15:10 UTC 版)

高橋 正明(たかはし まさあき) は、日本気象学者東京大学名誉教授[1]

人物・経歴

1974年鹿児島大学理学部物理学科卒業。1981年九州大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。1984年九州大学理学博士[2]。1985年九州大学理学部助手。同年日本気象学会山本賞受賞。1991年東京大学気候システム研究センター助教授[3][4]。数値実験による準2年周期変動の研究が気象学に関する貴重な研究であるとされ、1994年度日本気象学会賞を受賞した[5]。1998年東京大学気候システム研究センター教授[3][4]。 2010年東京大学大気海洋研究所気候システム研究系教授。2016年定年により退職[6]、東京大学名誉教授となる[1]

受賞

主な著作

  • 日本気象学会(編)「赤道中層大気における東西風の半年周期振動のモデル〔英文〕」『気象集誌 : 日本気象学会誌』第62巻第1号、日本気象学会、東京、1984年2月、ISSN 0026-1165国立国会図書館書誌ID: 2980637 国立国会図書館、紙。
  • 日本気象学会(編)「過剰反射のないシアー不安定について〔英文〕」『気象集誌 : 日本気象学会誌』第64巻第6号、日本気象学会、東京、1986年12月、 ISSN 0026-1165国立国会図書館書誌ID: 3114937 国立国会図書館、紙。
  • 日本気象学会(編)「波動 : CISKを使った季節内振動のゆっくりした東方伝播に関する理論〔英文〕」『気象集誌 : 日本気象学会誌』第65巻第1号、日本気象学会、東京、1987年2月、 ISSN 0026-1165国立国会図書館書誌ID: 3114974 国立国会図書館、紙。
  • 日本気象学会(編)「準2年振動の2次元モデルー1-〔英文〕」『気象集誌 : 日本気象学会誌』第65巻第4号、日本気象学会、東京、1987年8月、 ISSN 0026-1165国立国会図書館書誌ID: 3140035 国立国会図書館、紙。
  • 日本気象学会(編)「2次元対流モデルを使った梅雨前線に伴う下層ジェットの数値シミュレーション〔英文〕」『気象集誌 : 日本気象学会誌』第67巻第5号、日本気象学会、東京、1989年10月、 ISSN 0026-1165国立国会図書館書誌ID: 3254484 国立国会図書館、紙。
  • 「はじめに(日本気象学会創立125周年記念国際シンポジウム「次世代の大気科学に期待すること」(2007年度春季大会)の報告)」『天気』第56巻第6号、2009年6月30日、NDLJP:10607991CRID 1540291245347641088 CiNii Research、紙。
共著
  • 日本気象学会(編)「定常散逸赤道波に伴うラグランジュ平均運動-1-〔英文〕」『気象集誌 : 日本気象学会誌』第59巻第6号、日本気象学会、1981年12月、 ISSN 0026-1165国立国会図書館書誌ID: 2334643 国立国会図書館、紙。
  • 日本気象学会(編)「"鉛直"臨界層近傍につくられる惑星波に伴う平均子午面循環〔英文〕」『気象集誌 : 日本気象学会誌』第58巻第3号、日本気象学会、1980年6月、 ISSN 0026-1165国立国会図書館書誌ID: 2182546 国立国会図書館、紙。
  • Richard S. Lindzen、Ka-Kit Tung(著)、日本気象学会(編)「高橋正明著「過剰反射のないシアー不安定について」(本誌64巻1986年)へのコメント及び回答〔英文〕」『気象集誌 : 日本気象学会誌』第66巻、日本気象学会、東京、1988年2月、 ISSN 0026-1165国立国会図書館書誌ID: 3164846 国立国会図書館、紙。
  • 日本気象学会(編)「3次元セクターモデルに於ける赤道波の振舞い : QBO的な振動との関係、及びT21大循環モデルとの比較〔英文〕」『気象集誌 : 日本気象学会誌』第73巻第6号、日本気象学会、1995年12月、 ISSN 0026-1165NDLJP:10611187国立国会図書館書誌ID: 3636562 国立国会図書館、デジタル。
  • 趙 南(著)、日本気象学会(編)「Super- and Sub-Harmonic Responses of Tropical Kelvin Waves to the Heating with a Seasonal Modulation [加熱の季節変化に対する熱帯ケルビン波の高(低)調波応答]」『気象集誌 : 日本気象学会誌』第74巻第1号、日本気象学会、東京、1996年2月、doi:10.2151/jmsj1965.74.1_115ISSN 0026-1165NDLJP:10611231国立国会図書館書誌ID: 3924651 国立国会図書館、デジタル。
  • 日本気象学会(編)「Equatorial Waves in a General Circulation Model Simulating a Quasi-Biennial-Oscillation [準2年振動を再現した大循環モデルにおける赤道波について]」『気象集誌 : 日本気象学会誌』第75巻第2号、日本気象学会、1997年4月、doi:10.2151/jmsj1965.75.2_529ISSN 0026-1165NDLJP:10611397国立国会図書館書誌ID: 4192803 国立国会図書館、デジタル。
  • 庭野 将徳(著)、日本気象学会(編)「The Influence of the Equatorial QBO on the Northern Hemisphere Winter Circulation of a GCM [大気大循環モデル(GCM)に現れた赤道準2年振動(QBO)の冬季北半球大循環への影響について]」『気象集誌 : 日本気象学会誌』第76巻第3号、日本気象学会、東京、1998年6月、doi:10.2151/jmsj1965.76.3_453ISSN 0026-1165NDLJP:10611525国立国会図書館書誌ID: 4510906 国立国会図書館、デジタル。
  • 佐藤 尚毅(著)、日本気象学会(編)「The Interdiurnal Variation of Summer Cumulus Convection over the Kanto Plain in Japan [夏の関東平野における積雲対流の日々変化]」『気象集誌 : 日本気象学会誌』第77巻第6号、日本気象学会、東京、1999年12月、doi:10.2151/jmsj1965.77.6_1199ISSN 0026-1165NDLJP:10611714国立国会図書館書誌ID: 4951294 国立国会図書館、デジタル。

脚注

  1. ^ a b 研究員・学生(2021年度)”. 東京大学. 2022年3月23日閲覧。
  2. ^ (英語)『A study of the semiannual zonal wind oscillation in the equatorial middle atmosphere using A 2-dimensional numerical model』九州大学。国立国会図書館書誌ID: 000000206435https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I0000002064352025年6月14日閲覧。「授与機関名:九州大学、授与年月日:昭和59年3月8日、授与年月日(W3CDTF):1984年。報告番号:甲第1712号、学位:理学博士、学位論文注記:博士論文」 
  3. ^ a b 高橋 正明 タカハシ マサアキ (Masaaki Takahashi)”. researchmap. 2022年3月23日閲覧。
  4. ^ a b オゾンのゆくえ : 気候変動とのかかわりをさぐる”. 第18回「大学と科学」. クバプロ. 2022年3月23日閲覧。
  5. ^ a b 1994年度日本気象学会「学会賞」を高橋正明助教授が、 「藤原賞」を住明正教授が受賞” (PDF). 東京大学. 2022年3月23日閲覧。
  6. ^ 気候システム研究センター教員の履歴”. 東京大学気候システム研究センター. 2022年3月23日閲覧。
  7. ^ 「1984年分:高橋正明会員(九州大学·理学部)赤道中層大気における東西風の半年周期振動のモデル〔英文〕」『天気』第33巻第1号、日本気象学会、1986年1月、doi:10.11501/96638962025年6月14日閲覧 
  8. ^ 歴代山本賞受賞者一覧 §山本賞(1989年度までの名称)”. 2007年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月14日閲覧。 “受賞年度:1985年度、氏名:高橋正明、業績:A 2-dimensional numerical model of the semi-annual zonal wind oscillation”
  9. ^ 『天気』 1995, NDLJP:10601689


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