陸濡らし

隠語大辞典

陸濡（をかぬ）らし

読み方：おかぬらし

1. 俗に云ふ「無駄○○おやし」なり。『好色赤烏帽子』小野小町の事をいへる条に「あまたの人ををかぬらしにしたまひ、すでに床入のだんになりては、上手こかしにしたまひ、御湯具をまくらせたまはず……」とあり。
2. 陸濡。陰茎勃起するも性交を行はざるをいふ。「むだまらおやし」に同じ。「好色赤烏帽子」小野小町の段に「あまたの人ををかぬらしし給ひすでに床入りの段になりては上手こかしにしたまひ御湯具をまくらせ給はず」とあり。

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。