転回 (体操)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/13 16:31 UTC 版)

転回(てんかい)は器械運動、体操競技や新体操などにおける技の一種。
体操競技
器械運動の技は系、技群、グループによって分類される[1]。マット運動の技は回転系と巧技系に大別され、回転系は背中を接して回転する「接転技群」や、手や足の支えで回転する「ほん転技群」に分けられる[1]。跳び箱運動の技は切り返し系と回転系に大別され、回転系の技では、足で踏み切ってから着地するまで同じ方向に回転して着地する[1]。
器械運動では「腕立て前方転回」や「腕立て後方転回」と称される技があったが、1964年(昭和39年)の東京オリンピック開催を機に述語の統一が図られ、それぞれ「前転とび」や「後転とび」が正式名称となった[2][3]。
新体操競技
新体操団体競技では前方転回や後方転回はプレアクロバット要素の一つとなっている[4]。
脚注
- ^ a b c “器械運動指導の手引 第3章 技の指導の要点”. 文部科学省. 2025年2月13日閲覧。
- ^ 栗原 英昭、吉田 茂. “器械運動指導法研究プロジェクト 実践編:道しるべ方式指導法 ~マット運動「前転とび(ハンドスプリング)」~”. 日本体操競技・器械運動学会. 2025年2月13日閲覧。
- ^ 栗原 英昭、吉田 茂. “器械運動指導法研究プロジェクト 実践編:道しるべ方式指導法 ~マット運動「ロンダート・後転とび」~”. 日本体操競技・器械運動学会. 2025年2月13日閲覧。
- ^ 髙橋 弥生、前田 明「新体操団体競技の演技構成を可視化し分析する方法の検討」『スポーツパフォーマンス研究』第16巻、日本スポーツパフォーマンス学会、2024年、175-201頁。
参考文献
- 吉田哲郎『ハンドスプリング完全攻略本ー前転とび』スタジオタッククリエイティブ出版、2011年、100頁。ISBN978-4883934362
- 畠田好章『技術と安定性を磨く! 男子体操競技 上達のポイント50 (コツがわかる本!)』メイツ出版、2018年。ISBN978-4780419504
外部リンク
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