英語スペラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/18 07:18 UTC 版)
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スペラ学習ゲームには英語スペラと日本語すぺらの2つがあり、前者は1977年、後者は2002年に、ビジネスマンだった牧原清よって考案されたもの。当人には実名の著書とペンネーム「牧原宏郎」での翻訳がある。ファースブック等には情報公開はしていない。
ゲームは16枚配られたアルファベットのタイルを手もとに、1枚タイルを引いて1枚要らないタイルを捨てることを4人が順に繰り返しながら、17枚になった時に手もとのタイルのすべてを単語か文に作り終えると上がりになるというもの。得点計算は作った「最長単語のアルファベット数×2点」を基本点とし、他に全ての単語のアルファベット数が5字以上の単語のときや、10アルファベット以上の長い単語にはボーナス点が5点与えられるなど、さらに高い得点が狙えるようにできている。
また、上がったプレーヤーには高得点が、上がれなかったプレーヤーにも手もとに作った「最長単語のアルファベット数×2点」の配点がある。上がれなくとも配点があるのは、英語スペラの基本コンセプトによるものである。親は上がっても連続親をすることが認められるのは2回まで、というルールと相まって、英語力のあるプレーヤーとの高得点差で、英語に弱いプレーヤーの戦意が押しつぶしてしまわないように、という配慮に拠るものである。
上がれなくとも、手の内に作った「最長単語のアルファベット数×2点」が与えられていれば点差は急に広がることは避けられる……そのうちに英語嫌い子どもに、調子がよくて連続して上がるようなことが起これば、もうしめたものである。彼はこう思うにちがいない。「もうちょっと英語の勉強をすれば、おれにだってトップが取れるかもしれないぞ!」そしてまじめに英語の勉強をするようになる……英語スペラは英語嫌いの子どもを英語好きにするために作られた学習ゲームである。
しかし現実にはこのゲーム戦略は大人の世界でも有効に働いていている。勝てる可能性が人為的につくられていても、勝てる可能性があるということは大人にとっても魅力なのである。一度このゲームを始めると、やめていく人がほとんどいない。
ゲームのキットはタイル1枚にアルファベット1字を印刷した100枚のタイルと、それを立てかけるラック4本がセットになっている。
ルール
- ゲーム時間:親が一巡刷るのに約45分、親が2巡で1ゲーム。
- プレー人数:4人が最適。2人でも可能。
- 考える時間制限:1分
アルファベット・タイルの構成
スペラで使用するアルファベットそれぞれの枚数は、ほぼ英文で使用される割合に応じて下表のように配分されている。
【注】最下段の「*」マークのついた母音は下記のように、母音がつづくときしか使用が許されないタイル。 re*ad tea* …… ○ se*t a*nd …… ×
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