第177独立海軍歩兵連隊 (ロシア海軍)とは? わかりやすく解説

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第177独立海軍歩兵連隊 (ロシア海軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 07:20 UTC 版)

第177独立親衛海軍歩兵連隊
創設 1999年8月
所属政体 ロシア
所属組織 ロシア海軍
部隊編制単位 連隊
兵科 海軍歩兵
兵種/任務/特性 水陸両用作戦
所在地 ダゲスタン共和国カスピースク
上級単位 カスピ小艦隊
主な戦歴 第二次チェチェン紛争
シリア内戦
ロシアのウクライナ侵攻
指揮官 パベル・ゼレンスキー大佐[1]
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第177独立親衛海軍歩兵連隊(だい177どくりつしんえいかいぐんほへいれんたい、ロシア語: 177-й отдельный полк морской пехоты)は、ロシア海軍連隊カスピ小艦隊隷下。

概要

第二次チェチェン紛争

1999年8月、第二次チェチェン紛争の影響に伴い、カスピ小艦隊隷下の第414独立海軍歩兵大隊としてダゲスタン共和国で創設された[1]

2016年2月、シリア内戦に投入された[1]

2018年11月26日、部隊増強に伴い、第177独立海軍歩兵連隊に改編された[1]

ロシアのウクライナ侵攻

東部・マリウポリ戦線

2022年2月24日から、ロシアのウクライナ侵攻では、東部ドネツィク州ヴォルノヴァーハ地区で攻勢を開始し、戦闘マニュアルを無視して前線から1.5キロメートル離れた大隊本部ではなく、最前線で直接指揮していたアレクセイ・スカノフ海軍歩兵大隊長が戦死したが、3月中旬にヴォルノヴァーハを占領した[2][3]

2022年4月上旬、東部ドネツィク州マリウポリ地区に再配置され、第810独立親衛海軍歩兵旅団と合同で攻勢を開始し、マリウポリ市のウクライナ軍を3つのポケットに分断して、5月中旬のマリウポリ占領に貢献した[4]

南部・ザポリージャ戦線

2023年4月下旬、南部ザポリージャ州ポロヒー地区に再配置され、ドロジニャンカ(フリャイポレ・フロマーダ)で攻勢を開始したが撃退された[5]

2023年7月、南部ザポリージャ州ヴァシリウカ地区に再配置され、第58諸兵科連合軍の援軍で第810独立親衛海軍歩兵旅団と合同で第128独立山岳強襲旅団を中心としたグループの攻勢を防御して大損害を出したが撃退した[6][7]

南部・ドニエプル川東岸戦線

2023年10月上旬、南部ヘルソン州ヘルソン地区に再配置され、ウクライナ軍の渡河作戦をオレシキー・フロマーダで防御した[8][9]

2023年12月18日、ウラジーミル・プーチン大統領から、名誉称号「親衛隊」を授与された[10]

東部・バフムート戦線

2023年12月下旬、激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、バフムート市の南クルデュミフカ(トレツク・フロマーダ)を防御している[9]

編制

  • 連隊本部(カスピースク)
  • 第1海軍歩兵大隊
  • 第2海軍歩兵大隊
  • 第3海軍歩兵大隊
  • 連隊砲兵群
    • 本部小隊
    • 榴弾砲大隊
    • ロケット砲中隊
    • 対戦車砲中隊
  • 防空中隊
  • 工兵中隊
  • 偵察中隊
  • 補給中隊
  • 整備中隊
  • 衛生中隊
  • 電子戦小隊
  • NBC防護小隊

脚注

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