笑いを売った少年とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 笑いを売った少年の意味・解説 

笑いを売った少年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/12 12:05 UTC 版)

笑いを売った少年』(わらいをうったしょうねん、Timm Thaler)は、ドイツの児童文学作家、ジェイムス・クリュス(James Krüss)が1962年に発表した児童小説である。

日本語版は、2004年3月に森川弘子訳・解説により、未知谷(みちたに)から出版。ISBN 4-89642-097-7


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


誰の心でも明るくさせる笑いを持ったティム・ターラーが謎の紳士と「笑い」と「全ての賭けに勝つ力」を交換したことで起きる事件の顛末を描く。賭けにより財を得たティムが人間としての存在を問い直し契約を取り消そうと紳士を追いかける中で多くを学ぶのがテーマである。

クリュスの鋭い言語感覚は勿論だが放送作家として経歴を生かしたハコ書きのテクニックにより物語に登場する人々を同時進行で動かす点もユニークである。資本主義や国際政治の暗部を指摘するなど「子供自身に考えさせるスタンス」の作家の彼はドイツではミヒャエル・エンデエーリッヒ・ケストナーと並ぶ(1968年に国際アンデルセン大賞受賞)とされるが日本では本作を含め多くは紹介されていない。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「笑いを売った少年」の関連用語

笑いを売った少年のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



笑いを売った少年のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの笑いを売った少年 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS