真福寺 (足立区)とは? わかりやすく解説

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真福寺 (足立区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/03 08:19 UTC 版)

真福寺

所在地 東京都足立区梅田 1-1-23
位置 北緯35度45分44秒 東経139度48分10秒 / 北緯35.76222度 東経139.80278度 / 35.76222; 139.80278座標: 北緯35度45分44秒 東経139度48分10秒 / 北緯35.76222度 東経139.80278度 / 35.76222; 139.80278
山号 鶯谷山常楽院
宗旨 真言宗
宗派 豊山派
法人番号 1011805000133
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真福寺(しんぷくじ)は東京都足立区梅田にある真言宗豊山派の寺院。

歴史

1673年、賢清が弥五郎新田の水戸街道沿い南側に創建[1][2]。 千住五丁目安養院の歴代住職の隠居寺であったという[3]

1910年の荒川大洪水の後、1911年から荒川の改修工事がはじまる[2][3]。 その後1915年の荒川放水路開削工事のため、真福寺は千住1丁目の飛び地に移転。 大正中期に現在地に移った[3]。 1945年、戦災により本堂、庫裏焼失[3]。その後、仮本堂と庫裏を建立。 本堂建設を計画中に、首都高速中央環状線建設のため収用され、墓地の大部分を失う[3][4]。 この収用による墓地の整理に合わせ、現本堂を新築。

1982年4月、新本堂落成式を挙行[4]

境内

  • 本堂―昭和57年に建設。本尊に仏師松下朋琳作の金剛界大日如来を据えている。[3][5]
  • 墓地―墓地中央に鋳造された阿弥陀如来坐像が露座に据えている。[3]
  • 門前―庚申塔2基、馬頭観音1基がある。[3]
  • 墓碑―元禄4年の墓碑がある。[5]
  • 無縁塔―天保14年のものがある。[5]

文化財

  • 大日如来坐像[6]
  • 如意輪観音菩薩坐像[6]
  • 十一面観音菩薩立像[6]
  • 清涼緑衣観音立像[6]
  • 弘法大師坐像[6]
  • 興教大師坐像[6]
  • 地蔵菩薩立像[6]
  • 不動明王坐像[6]
  • 吉祥天立像[6]

年中行事

  • 7月13日~15日 盂蘭盆会法要[7]
  • 7月21日 施餓鬼法要[7]
  • 12月31日 越年護摩[7]

交通アクセス

  • 鉄道

東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)五反野駅下車、徒歩12分[7]経路案内

  • バス

北千住駅より都バスにて千住車庫停留所下車[7]
東武バスにて高砂町停留所下車[7]

脚注

  1. ^ 『新修足立区史 上巻』東京都足立区役所、p.788頁。 
  2. ^ a b 『絵で見る年表 足立風土記』足立区教育委員会、p.221頁。 
  3. ^ a b c d e f g h 『足立風土記稿 地区編5 梅島』足立区教育委員会、p.334頁。 
  4. ^ a b 『足立史談 復刻版171~300号』足立史談会、第275号 p.1頁。 
  5. ^ a b c 足立史談会『足立区史跡散歩』鶴岡阷巳、1992年、91頁。 
  6. ^ a b c d e f g h i 『足立区仏像調査報告書』足立区立郷土博物館、2013年3月31日、p72~p76頁。 
  7. ^ a b c d e f 『足立区仏教会その歩みと名鑑』足立区仏教会、1989年、63頁。 

参考文献

  • 『新修足立区史 上巻』東京都足立区役所、1967年。 
  • 『足立風土記稿 地区編5 梅島』足立区教育委員会、2001年。 

関連項目




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