白川の定理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/21 07:44 UTC 版)
白川の定理(しらかわのていり)とは幾何学の三角形に関する定理である。 当時、高校1年生だった白川昌宏が発見し、盛岡第一高等学校少年少女数学愛好会により1990年9月8日に発行された「取れたての定理です」第1巻において発表された。
定理
△ABCに正方形ABB′A″, BCC′B″, CAA′C″が外接しているとき、
- △ABC=△AA′A″=△BB′B″=△CC′C″
である。
当時の証明は元の三角形が直角三角形であることが条件だったが、後に宮本次郎により一般の三角形でも成り立つことが判明した。
証明
△ABCに正方形ABB′A″, BCC′B″, CAA′C″が外接しているとき、
- △ABCの内角で ∠BAC = α
- △AA′A″の内角で ∠A′AA″ = α′
- △ABC = S, AC = AA′ = b, AB = AA″ = c
とする。
- とれたて通信 1999年9月6日 - 発見の経緯と直角三角形の時の証明
- 「取れたての定理です」第1巻
- 白川の定理 - 一般化された結論
- 白川の定理のページへのリンク