特採とは? わかりやすく解説

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特採

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/28 03:09 UTC 版)

特採(とくさい、特別採用、英:concession[1], waiver[2])とは、製造業において不合格(規格に合わない)と判定された物品を、再審のうえ使用可とすること[3]。規格上不適合だからといって必ずしも使い物にならないとは限らないため、このような制度が存在する[4]。規格に適合した物品には、すぐに「合格」の判定が出る。規格に合わない物品は一旦「不合格」と判定されるが、再審で採用となれば「特採」に判定が変更され、ロットの一部または全部が後工程で採用される。


  1. ^ JIS Q 9000: 2006: §3.6.11
  2. ^ 海野文男; 海野和子 (1998), “waiver”, ビジネス技術実用英語大辞典, 日本アソシエーツ, p. 923, ISBN 4816914897 
  3. ^ a b 佐々木 1989, p. 177
  4. ^ 石川 1989, p. 386
  5. ^ a b c d 石川 1989, p. 387
  6. ^ 佐々木 1989, p. 178
  7. ^ a b c 佐々木 1989, p. 180
  8. ^ a b 佐々木 1989, p. 179
  9. ^ 例えば検査室長だと、元々廃棄損の責任はないところ、微少とはいえ苦情回収など品質上のリスクを負うような決裁は下しにくいため、再審判定が廃却側に偏りすぎる懸念がある。製造室長だと、後工程で品質の挽回がうまくいけば廃棄損をゼロにできるため、短期的な観点から再審判定が特採側に偏りすぎる懸念がある。
  10. ^ 神戸製鋼不正:「40年以上前から」元社員ら証言 - 毎日新聞
  11. ^ 日本経済新聞 - 神戸製鋼副社長「改ざん、10年近く前から」 一問一答 管理職も把握、組織ぐるみ認める 2017/10/818:23


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